準研究員の村岡利香さんが日本ブリーフサイコセラピー学会にて「宮田研究奨励賞」を受賞

心理・発達総合研究センターの準研究員の村岡(旧姓:萩原)利香さんが、日本ブリーフサイコセラピー学会第35回東京有明大会(9月13日~15日、授賞式は9月15日)において「宮田研究奨励賞」を受賞しました。

受賞論文は、「ブリーフセラピーへの絵カード導入の試み:言語的コミュニケーションの困難事例において」(ブリーフサイコセラピー研究,2024年,33巻1号,1-12頁)で、村岡さんが第一著者、第二著者が同センター研究員の 津川秀夫 教授(人間科学部人間科学科)です。

カウンセリングや心理療法は言語を媒介して行われる支援活動ですが、言語的やりとり自体が難しいクライエントも少なくありません。
村岡さんの研究は、そのようなクライエントに対して、絵カードという視覚的な補助手段を用いて支援する方法を構築したもので、それが学会から高く評価されました。

村岡さんは、本学卒業生および大学院修了生(7期生)で、公認心理師および臨床心理士の資格を有しています。大学院時代は津川教授のゼミに所属していました。本学大学院修了後は、精神科クリニックおよび精神科病院にて勤務しつつ、心理・発達総合研究センターにおいても研究活動を続けてきました。

津川教授も「長い間の彼女の地道な努力が報われて、本当によかったです。」と、この度の受賞を喜んでいました。