吉備国卒業生の声 | 外国学科1期生 草野由香さん 吉備国卒業生の声 | 外国学科1期生 草野由香さん

株式会社全備のテクニカルサポート部に勤務している草野さん。
国内外に顧客を持つ同社は世界をターゲットにした貿易販売・製造をおこなっており、お客様のお悩みを解決するためのご提案から製造販売までを担います。

大学で培った英語力とグローバルな視線を大いに活かしながら、毎日仕事にやりがいを感じているという草野さんに、吉備国際大学・外国語学部で学んだことなどをお聞きしました。

吉備国際大学への入学を決めた理由は?

英語を使った大学に入りたい、というのが大前提でした。
高校も国際科を卒業し、その時のクラスメイトは多くが県外、都会の大学を選択する中、私自身は地元で英語をしっかりと学べる大学を選びたいという思いがありました。

ちょうど私が卒業する年に吉備国際大学にはじめての外国語学部が出来るという情報を得たため、吉備国際大学に行こうと決意しました。
それに加え、吉備国際大学の外国語学部は留学が卒業の条件の一つという事もこの大学を選んだ大きな理由でした。

留学での思い出を聞かせてください。

私は留学先をリトアニアに決めました。
留学先の選択肢の中ではあまりメジャーじゃない地域なので、情報も少なく、経験者から体験談を聞くこともままならない状況でしたが、私が留学に行くことで実績が作れるという使命感に駆られた部分はありました。
私は幼少から家族と海外で暮らしていた経験もあり、両親も海外での生活に馴染みがあったため、リトアニアへの留学も快く応援してくれました。

留学に行く前に感じていた、詳しくは知らない土地への不安や治安面などの心配も、実際に留学をしてみると薄れていきました。
毎日両親と電話で話をしたり、学校の先生とも連絡を取り合いながら留学中の単位の取れ方や留学後のカリキュラムの進め方などの相談もおこなえたため、しっかりとサポートを受けながら留学での学びに専念することが出来ました。

吉備国際大学で学んだことで、印象深いことは何ですか?

『生き方の講義』というものがあり、これはさまざまな企業のトップの方を招いて講義をしていただくものとなります。
当時の私は海外にばかり目が向いていたため、日本国内のどの業界や企業が優れているのかをまったく知らずにいたのですが、この授業はまったく異なる職種の方々が、それぞれの目線で見た「日本とは」というものを教えてくれました。
例えば昔の日本はどんなものであったのか、日本の会社でトップになるにはどうすればいいのか等を学ぶ事が出来ました。

また『日本の文化』といった授業で学ぶことが出来る自国の文化も、留学の際にとても役に立ちました。
これは外国語学部だけが学ぶことができる講義でしたが、海外の方たちと繋がっていく上でとても重要な授業でした。
海外の方は私達日本に住む人の目ではなかなか気が付けない日本の事まで気になっていたり、知りたいと思ってくれている事も多くあります。

『生き方の講義』や『日本の文化』で学んだことを自分の中でしっかりと理解し、その上で海外の方にどう伝えるか考えるということは、ただ母国語で物事を考えるよりも深い理解が必要に感じました。
そのおかげで、留学の際には海外の方からの質問にも広く答えることが出来るようになりました。
この2つの授業は、日本人が海外の方と繋がるための授業とも言えますし、語学として英語を学ぶだけにとどまらない学びを大学内で得ることが出来たのは本当にとてもいい経験となりました。

吉備国際大学への入学を考えている方へのおすすめのポイントは?

先生との距離が近いという点が、卒業生としてとてもおすすめしたいポイントです。
接しやすく相談しやすい先生ばかりで、相談内容にもすぐに親身になって対応してくれました。
卒業して数年が経った今でも先生方との交流があります。
私は、吉備国際大学の外国語学科への進学を決めてよかったと心から思えます。

大学選び・学科選びに悩まれている方は「何を一番学びたいか」をしっかりと見つめてみる事を大切にしていただきたいと思います。
もちろん、進路を考える上で自分がどうなっていきたいのか、何を学んでいきたいのかを決めかている方も多いとは思いますが、具体的なビジュアルを描けば描くほど、自分自身が取るべき行動を見えやすくなります。
例えば英語を学ぶにしても、学んだ英語をどう活かしていきたいのかまで考えることが出来れば、大学で学べることへの向き合い方、卒業後に働きたい企業の選び方も見えてくるのではないでしょうか。
吉備国際大学で、自分の将来を創ることができる学びを得ていただきたいと思います。