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令和2年度 吉備国際大学における動物実験等に関わる情報の公開(報告書)

文部科学省告示第七十一号研究機関等における動物実験等の実施に関する基本指針の第6条第3項に基づき吉備国際大学における動物実験等に関わる情報の公開を行います。

令和2年度は動物実験等に関しては以下の活動を行いました。

  • 令和2年11月 10日  教育訓練(動物実験規則説明講習会)
  • 令和2年11月 10日  実験動物慰霊祭
  • 令和2年12月 15日  動物飼育保管施設・動物実験施設内部監査(7号館4階 生理学実習室、15号館 地下1階)

動物実験等に関する点検および評価

吉備国際大学においては動物飼育保管施設および動物実験施設管理運営規程を定め、学長の承認を得た施設において動物実験を行っています。現在、動物飼育保管施設は15号館地下1階にあり、動物実験施設は7号館4階 生理学実習室と15号館地下1階にあります。

15号館 地下1階の動物飼育保管施設は内部監査において規定で定められた以下の項目が確認されました。

  1. 適切な温度、湿度、換気、明るさ等が保たれている。
  2. 動物種や飼育保管数に応じた飼育設備を有している。
  3. 床や内壁等が清掃、消毒等が容易な構造で、器材の洗浄や消毒等を行う衛生設備を有する。
  4. 実験動物が逸走しない構造及び強度を有している。
  5. 臭気、騒音、廃棄物等による周辺環境への悪影響を防止する措置を執っている。
  6. 実験動物管理者を置いている。

7号館4階 生理学実習室と15号館地下1階の動物実験施設は内部監査において規定で定められた以下の項目が確認されました。

  1. 実験動物が逸走しない構造及び強度を有するとともに、実験動物が室内で逸走しても捕獲しやすい環境を維持している。
  2. 排泄物や血液等による汚染に対して清掃や消毒が容易な構造である。
  3. 常に清潔な状態を保ち、臭気、騒音、廃棄物等による周辺環境への悪影響を防止する措置を執っている。

本学においては、「吉備国際大学における動物実験に関する基本指針」に基づき、動物実験を適正に行うため、吉備国際大学 動物飼育保管施設および動物実験施設標準作業手順書(SOP:Standard Operating Procedure)資料①が定められています。本標準作業手順書に基づいて、全ての動物飼育保管施設および動物実験施設の環境条件設定および管理運営、実験動物の飼育管理、動物実験計画の立案、実施および記録を行うこととなっています。

このSOPに基づいて動物管理台帳、実験動物飼育室管理簿、動物実験施設出入記録簿、動物飼育保管施設の微生物モニタリング検査記録簿等は適切に記録保存されていました。

動物実験実施者に対しては教育訓練等を実施することとなっておりますが、本年度も動物実験規則説明を中心とした教育訓練を行いました。教育訓練では以下の内容を教育致しました。資料②

  1. 関連法規、指針、学内規定等
  2. 動物実験等の方法に関する基本的事項
  3. 実験動物の飼育保管に関する基本的事項
  4. 安全確保に関する事項
  5. その他、適切な動物実験の実施に関する事項

動物実験委員会による動物実験計画の審査

実際に動物実験を行う時は動物実験の開始前に動物実験責任者に動物実験計画書を提出させ、その動物実験計画について動物実験委員会の審査を経てその申請を承認あるいは却下しています。
令和2年度に承認された新規申請課題は2件でした。資料③


動物実験に関する外部検証

本学においては、公益社団法人日本実験動物学会外部検証委員会による外部検証をうけております。資料④

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