2024 年 9 月 16 日

コロナ後、中国の協定校をようやく訪問

9月8日から14日までの一週間、河村顕治学長とアニメーション文化学科の教員4名で、念願の中国訪問を行いました。

コロナ禍により途絶えていた交流を再開するため、かねてから交流のあった湖北工業大学と黄岡師範学院を訪ねるのが、今回の旅行の一番の目的でした。

a図書館

まずは9月10日、湖北工業大学の巨大な図書館の前で記念写真を一枚。

大きくてモニュメンタルな建築物は、中国の場合公的な機関には欠かせないもののようです。

a図書ロビー 

図書館内の空きスペースでは、大学院を受験予定の学生らが椅子を自分らで持ち込んで、思い思いの場所で勉強をしていました。

中国の大学院入試はなんと全国統一の試験だそうで、それに合格するためには大変な努力が求められるとのこと。みんな、頑張れ!

aaびいどろ

9月11日、黄岡師範学院にて、河村学長が漆校長(学長)に記念品として「津軽びいどろ」を贈呈されました。

赤は中国の方が特に好まれる色なので、黄岡師範学院の関係者はこの贈り物をとても喜んでくださったと思います。

a集合

こちらが持参したお土産以上のお返しがあるのが、まさに中国です。
この後、帰りのスーツケースを心配するほどの記念品をいただきました。恐縮、恐縮!!!

そして最後は、お決まりの記念写真です。
写真の右側には、黄岡師範学院の学長、副学長、美術学部長などが並んでいらっしゃいます。

aポスター

関係者の顔合わせの後には、アニメーション文化学科の教員4人による特別授業がそれぞれ2回ずつ行われました。
建物の玄関ホールには立派なポスターまで用意して下さり、本当に驚きでした。

清水光二 教授 :「映画の誕生から、物語映画の3幕構成まで」 「映画の3幕構成とジョーゼフ・キャンベルの<英雄の旅>」
前嶋英輝 教授 :「手の立体表現と量感」 「日本美術史とアニメ」
冨田聡 准教授 : 「アニメの制作工程と職種」 「アニメの制作会社と作品」
松山恭大 准教授 :「妖怪とキャラクター」 「CGの仕事について」

a作品

黄岡師範学院の学生さんが制作されたアニメ作品も見せていただきました。
3か月の期間を要した労作だそうです。

この作品を見ながら改めて感じたのは、アニメという表現がもつ国境や文化の差異を軽く超える伝達能力の高さです。
実際、言葉による説明もセリフもない作品なのですが、作り手の意図は100%こちらに伝わってくるのでした。

10月には、今回訪問した湖北工業大学と黄岡師範学院から多くの学生が来てくれることになっています。
これもまた、遠方より日本のアニメが招いてくれた贈り物(学生たち)だと考えているところです。

アニメの力、万歳!!!

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