金曜日3時限目に、1年生対象の専門教育科目「異文化理解」があります。1月24日は、最終回授業でしたが、第1回授業に引き続き、タンザニアやタイでの勤務経験のある横山明子さんに講師として来ていただき、異文化理解ワークショップをしていただきました。テーマは「多文化防災」です。90分間の授業ですが、ロールプレイをして講師の課題に取り組みます。なぜだ?どうして?16名の学生(うち日本人学生は6名)は大いに議論して、グループの意見を取りまとめます。異文化理解の神髄に触れることができました。
まず、横山先生が2011年の東日本大地震・津波被害への支援活動をAMDA(岡山ベースの国際NGO)スタッフとして活動された経験談を共有していただきました。
2011年の東日本大地震・津波後のケース。16人を3グループに分け、2場面をロールプレイ方式でワークショップをやりました。
地震が起きた後、3日経過。場所は、避難所。地域住民、外国人、帰宅困難となったサラリーマンなど多くの人が集まっている。みなさん疲労困憊。
進行役、地元の若い人役、外国人役、地域の世話役などの役割が割り振られ、役割に合わせ自己紹介をし、配布されたシナリオを読んでいきます。アドリブを入れてもOK。留学生は日本語のスクリプトを読むのに苦労しましたが、日本人学生がサポートします。シナリオを追っていくと、ん???という気持ちが芽生えます。与えられた役割の視点で、各メンバーが何が問題だったのかをグループ内で共有します。その後、役割を超えて、何が問題で、どうすればよかったのかを共有し、グループの意見をまとめていきます。日本人学生、留学生それぞれから、率直な意見、指摘が飛び交いました。自然に議論が盛り上がります。
各グループの成果を発表してもらい、情報共有をしました。横山先生がホワイトボードにポイントを書き出し、講義の総括をされました。