今年の入学生から,保健師が選択制になりました。
これまで,最初から保健師を目指して入学してくる学生は少なく,在学中に保健師に興味を持ち始める者が多いというのが実情でした。原因は,保健師の仕事がどんなものか,よく知らないということにつきます。
中には,卒業まで保健師には全く興味がなかったのに,看護師として働き始めてから,保健師の仕事に魅力を感じ始め,実際に保健師をしている人もいます。
保健師が必修だったからこそ,そのような「転身」も可能だったのですが,これからはそうは行かなくなります。
そこで,学科としては,1年生の時から,早めに保健師についての理解を深め,将来,「保健師資格を取っておけばよかった」と後悔することのないようにしたいと思っています。
そのための一つの手段として,1年生の「キャリア開発Ⅰ」の授業で,保健師の仕事について理解をしてもらう目的で,卒業生の現役保健師に講義をお願いしました。せっかくの機会なので,2年生にも聞いてもらいました。
講師は,1期生で倉敷市保健所の杉本さん。具体的な経験を交えて,保健師の仕事の魅力などを熱く語ってくれました。
臨床医のパートナーは看護師ですが,私は公衆衛生医ですから,パートナーは保健師です。個人的には1人でも多くの人が保健師として働いてほしいと思っています。
保健師をしている卒業生の皆さん,機会があれば,後輩たちに仕事の魅力を伝えてください。
カメラを忘れたため,授業風景の写真がないことをお断りします。
尾瀬