成人看護ⅠⅡ合同でカンファレンスを開催しました。
それぞれの領域で、実習を通して学んだことを発表し、意見交換します。
今回は3テーマ。
この3つの解剖生理、病態生理、看護について
それぞれ創意工夫した点を交えながらカンファレンスを行いました。
今回のテーマである心室頻拍について学習した内容の一部を少し内容を紹介します。
心室頻拍とは心臓の疾患です。
心室頻拍は、簡単にいうと心室内で異常な電気刺激が発生し、
それが心室内でぐるぐると回転して起こる不正脈で、
1分間に100回以上の拍動で3拍以上続くものをいいます。
また心不全の引き金になることもあります。これを治療するための機械にICDがあります。
植込み型除細動器(ICD)は、
生命に関わる不整脈を治療するための体内植え込み型の治療装置です。
ICDは発作を予防するものではなく、
発作が起きてしまった時に最悪の事態を招かないようにするためのものです。
また、ICDはペースメーカ機能も備えており、徐脈にも対応することができます。
ICDに内蔵された精巧なコンピュータは
絶えず心臓の動きを見張っており(休まずみはっているんですね!働き者です。)、
頻脈があれば、その頻脈が即座に治療を要する致死性のものであるかどうか
を設定された様々な診断基準にもとづいて判断します。
診断結果によって、
あらかじめプログラミングされた電気刺激による治療を行う場合もあれば、
経過を観察するのみとなる場合もあります。(とっても賢い機械ですね!)
また、徐脈であればペースメーカ機能が作動し、
心拍数が一定以下にならないよう電気刺激を送出して心臓を拍動させます。
<合同カンファレンスの風景>
「こんな工夫をしたら患者さんにとっていいのでは…」
「こういう考え方もできますね…!」「そのときの患者さんはどうでしたか」
三人寄れば文殊の知恵。これだけ集まれば…! バッチリ!?
みんなでディスカッションすると色々な意見やアイデアが生まれ、
よい学びとなりました。
頑張りましたね!