2012 年 12 月 3 日

産業看護実習

 産業看護実習が無事終わりました。早いもので,今年は15年目になります。見学先は,例年と同じく,三菱重工業(株)三原製作所です。

 今年は「ゆりかもめ」の新型車両を製作中のはずで,一般公開に先だって見ることができるかと楽しみにしていましたが,プレス発表前ということで,残念ながら見学できませんでした。昨年は製作中の車両が少なかったのに,皮肉なものです。おかげで,車両工場については,モノレールなどの他の車両製作を含めて全く見学できず,例年とは大幅に予定が変わりました。

 昨年同様,まずは電車ブレーキの製作工場を見学し,粉じん作業や塗装作業などの有害業務と,それに対する様々な対策を見ることができました。

 羽田空港向けのPBB(旅客搭乗橋)の製作や,ストラドルキャリアのほぼ完成品も見られました。PBBは以前にも何度か見たことがありますが,組み立て段階以前の工程(溶接・研磨・塗装等)はあまり見たことがなく,その意味では貴重な経験でした。ストラドルキャリアは15年目にして,たぶん初めてではないかと思います。フォークリフトのお化けみたいな巨体に,学生は驚いていました。

 その他,見学はできませんが,三原には「先端機器事業推進部」というのもあって,加速器についての事業を受け持っており,数年前の日本人3人のノーベル賞受賞など,世界最先端の物理学の研究に貢献していることも紹介しました。

 最後になりましたが,お忙しい中,ご指導・ご協力いただいた三菱重工業(株)三原製作所安全衛生グループの方々,現場の社員の方々に心からお礼申し上げます。

 話は違いますが,NHKBSに,火野正平が自転車で色々な所へ行く番組があります。偶然その番組を見ていたら,何と,数日前に見学したばかりの三菱重工和田沖工場の前を走っているではありませんか。目的地は竹原でしたが,ちょっとびっくり。

 産業衛生管理論担当 尾瀬

シャッターを押してくれたのは,卒業生の保健師です。

シャッターを押してくれたのは,卒業生の保健師です。

 

和田沖工場へ移動中のバスの中ー遠足気分?

和田沖工場へ移動中のバスの中ー遠足気分?

カテゴリー: 授業・実習