成人看護実習Ⅱは慢性期看護ということで、
透析室に実習に行かせて頂いています。
透析の説明を簡単にします。
私たち人間は、腎臓で体に不要なものを濾過し、
尿として排出します。
人間の体の成分は大体一定ですが、
それは腎臓が不要なもの(とりすぎた塩分や糖分、ミネラル等)を
尿と一緒に体外に排出するからです。
また、飲んだ水分も尿として排出されます。
私たちが一定の体重を保てているのも腎臓のお陰です。
(食べすぎで体重が増えるのは腎臓の機能とは関係ありません!)
以上のように腎臓は私たちが生きるうえで重要な働きを担っています。
その腎臓が何らかの原因により、働かなくなった場合・・・
体には老廃物がたまり、飲んだ水分は体から排出されません。
老廃物は血液中にもたくさん残り、血をどろどろにします。
水分は細胞の中にたまり、体中がむくみます。
内臓がむくむと、内臓の機能が衰えていきます。
腎臓って大事ですね!!
透析は腎臓機能の代わりをする治療法です。
腎臓が働かなくなると、透析をして、腎臓の機能を補います。
透析にはいろいろ種類がありますが、一番多い治療法が血液透析です。
血液透析とは血液を一旦体外に取り出し、腎臓の代わりに血液中の水分と
老廃物を取り除き、体に必要なものは取り入れ、再び体に戻していきます。
本来毎日働く腎臓の代わりに透析を週3回、3〜4時間行います。
そして、透析をはじめると一生透析を行わなければなりません。
今回、私たちは重井医学研究所附属病院 血液浄化療法センターに
2日間実習に行かせていただきました。
1日目の午前中は透析センターで看護師さんに同行し、
透析がどのように行われているのかを見学させていただきました。
午後からは臨床工学技師さん、看護師さんに講義していただきました。
1日目の様子は次回更新します。