VRキャラクターの朝霧けい先生は、年度ごとに脱皮を繰り返しています。
もちろん、外側の脱皮は無理なので、振りをつける人や中の人(声の人)の世代交代や更新ということになります。
始めてけい先生を動かしてみる時、学生はとにかくみんな恐る恐るなのです。
女性を動かすというのも何だか微妙で、男子学生にはちょっと躊躇いが起こりますよね。
可愛い動きに、怒った表情。 笑顔いっぱいに、なぜだか強烈キック!
とにかく色々な動きと表情を試してみたら、録画したものをすべて資料として分類し、パソコン内に保存しておきます。
次に、用途に応じてその資料動画の中から、必要な個所を取り出していくことになります。
左の画面が元の資料映像で、そこから適宜切り出したのが右の画面となります。
学生が自分たちだけでけい先生を動かせるようになるには、それなりの訓練が必要です。
でもそうした学生も、やがて学年が上がればけい先生から順次離れてゆくことになります。
その度にけい先生は、内側で密かに脱皮を繰り返していかなければならないのです。
本当に、誰にも気づかれないように・・・。