2022 年 7 月 22 日

高梁城南高校「まちなか美術館」を回ってきました

岡山県立高梁城南高等学校(高梁城南高校)は、吉備国際大学アニメーション文化学部がある高梁市にある高校です。平成16年に、高梁工業高校と川上農業高校、成羽高校が合併して誕生しました。

同校にはデザイン科があり、昨年ICTクラブ高梁が主催し、地域のクリエイティブ活動と教育を紹介する「クリエイティブフェスティバル2021」では、アニメーション文化学部と協力して、同フェスティバルの準備・運営・進行を務めました。

そうした関係もあって、瀬戸内海放送(KSB)の報道で、高梁城南高校デザイン科が、7月5日から市内6つの中学校で「まちなか美術館」と題した美術展を開催していることを知り、閉館(撤収)する前日の12日に、吉備国際大学から比較的近い高梁中学校、高梁北中学校、高梁東中学校の3校をぐるっと回ってみることにしました。

この展覧会は、高梁市教育委員会と連携し、高梁城南高校が実施するもので、中学の生徒の同校への理解促進と併せて、同校の魅力を地域社会に発信することを狙ったものとのことでした。

雨上がりの蒸し暑い中、電動自転車を飛ばして回りましたが、「おーすごい」「とても上手だなあ」という作品が多く、作品数はそれほど多くありませんでしたが、見ごたえありましたよ。

3つの中学校はどれも自然がいっぱいの環境の中で、背後を緑いっぱいの山に抱かれるような場所に建っています。高梁市の豊かな自然を感じられますね。

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高梁東中学校と、同校で展示された作品。雨上がりの中、背後の山からは水蒸気が立ち上っていました。

津川町の高梁東中学校では、吉備国際大学と同校とのいろいろなかかわりについてお話をいただき、大学と地域の高校・中学校等との交流の大切さを確認しました。

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高梁北中学校と、同校で展示された作品。ホールの壁は木の感触を生かした装飾で、一部だけ見るとログハウスのようにも見えます。

川面町の高梁北中学校は、展示場所のホールがとても印象的でした。木を壁にふんだんに使って、なんだか懐かしい雰囲気。

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高梁中学校と、同校で展示された作品。意外なところで意外な出会いがありました。

高梁の城下町から高梁川を渡った高梁中学校では、昨年クリエイティブフェスティバルをいっしょに運営・進行した卒業生の作品に出合いました。とても真面目そうな彼が、これほど細密で祭りのにぎやかな掛け声や笛の音まで聞こえてきそうな作品を描くとはまったく知りませんでした。意外なところで、知っている人の意外な一面に出会い、うれしい驚きでした。

作品展示と並行して、各学校では、卒業生を含む高梁城南高校の生徒と、オンラインで交流する一幕もあったそうです。昼休みに5-10分間作品や学校生活について話ができたそうです。卒業生の作品を見て、話を聞けると、進学するときも安心ですよね。

8月1日(火)から10月31日(月)までは、第2弾として、市内の病院や公民館、福祉施設等を会場に展示会を計画しているそうです。もっと広く地域住民の方に、高梁城南高校デザイン科の生徒さんの作品を楽しんでもらうことができそうですね。

※生徒・卒業生の皆さんのお名前は個人情報保護のためマスキングしています。しかし、作品を制作されたご本人で、実名等を提示してほしいとのご希望がありました場合は、ootani@kiui.ac.jpまでお知らせください。

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