2011 年 10 月 6 日

日本私立看護系大学協会研修会と卒業生のこと

去る9月27日、東京で「日本私立看護系大学協会」の研修会が開かれた。

この研修会は、同協会の国際交流事業の一環として開かれたもので、
九州看護福祉大学の二塚学長と私が担当理事を務めている。

今年は、長崎大学の平野裕子教授による
「経済連携協定に基づく外国人看護師導入のその後」と、
聖路加国際大学の松谷美和子教授による
「国際的な視点から見た日本の看護教育制度」という、
2題の講演があった。

私は、前半の座長を務めさせていただいた。
実は、平野先生には一昨年にも同じテーマで講演をしていただいており、
国家試験の結果が出たことなどもあって、その後の状況をお話しいただいた。
講演の内容は、いずれ報告書として公表されるので、ここでは触れないが、
インドネシア・フィリピンからの看護師の導入に関して、
数多くの具体的なデータを提示して様々な問題点や課題を明らかにされた。

講演終了後、2期生の2人(以下,A,Bとする)と連絡がついて会うことが出来た。
卒業後1年目の同窓会(2001年)で顔を見て以来だから、10年ぶりとなる。
Aさんがこのブログを見て、連絡してきたのがきっかけである。
この2人、ともに関東出身だが、学生時代から親友であった。
現在、Aさんは某公立病院の看護師、Bさんは都内某市の保健師をしている。

Aさんは、准看護師学校の非常勤講師もしているそうで、
学生時代は「使うことはないだろうけど」と思いながら取得した高校教諭の資格が、
思いがけず役立っているとのことだった。

Bさんは、卒後しばらく看護師をしてから保健師に転身したが、
東日本大震災の被災地に派遣されて、戸別訪問をするなど、貴重な経験をしていた。

学生時代の懐かしい話や、現在の仕事の話、同期生の消息、
看護学科の現状(教えてもらった先生がほとんどいなくなってしまった)など、
大いに盛り上がって、危うく新幹線に乗り遅れるところだった。
                               <尾瀬>

カテゴリー: ニュース