2010 年 2 月 22 日

卒業生の産業保健師が集まりました

先日、本学卒業生で、産業保健師をしている4人が集まり、
産業保健の授業担当の私も招待されました。

4人の内1人は現在、関東地方の大手企業で保健師をしていますが、
たまたま帰郷したのを機に、岡山近辺で働いている保健師に呼びかけたものです。
もちろんこれですべてというわけではありませんが、学年を超えて集まったので、
初対面の人もあって、有意義だったと思います。

4人のうち3人は、造船・重機系の会社の衛生管理者を兼ね、
様々な「有害業務」に従事する労働者を抱えています。
1人はいわば「保健サービス会社」に所属し、契約事業所の社員に保健指導を行っています。

話は、一般健診・特殊健診・特定健診(いわゆるメタボ健診)の方法や、
事後指導の方法など、「保健師らしい?」悩み、職場巡視や環境測定・評価に関すること、
安全衛生委員会での保健師(衛生管理者)の役割・立場など、広範に及びました。

衛生管理のやり方は事業所によって様々だと、あらためて知り、私にとっても勉強になりました。
また、「保健師助産師看護師法」改正に伴う保健師教育の大幅な変化を間近にして、
保健師の教育や実習などにも話が及び,時間の経つのも忘れるほど,大いに盛り上がりました。

先輩がいないところに1人だけ配属されると、相談相手はおらず、
企業秘密に関わることは、外部の人には相談できないし、
といった病院の看護師では考えられないような問題もあげられました。

何かが決まったとかいうことはありませんでしたが、これを出発点に、
情報交換の場として発展して行けばよいと考えています。将来は共同研究も・・・
などと夢が広がります。

卒業生の皆さんの中で,産業保健に従事している方,是非ご連絡ください。

看護学科 尾瀬

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