2010 年 2 月 19 日

成人看護実習Ⅱ 〜透析実習2日目〜

2日目の予定は
午前中・午後を通して、透析室にて透析看護について学びます。

1日目の午前中と同じように
看護師さん・臨床工学技師さんと学生は1対1で指導を受けます。

1日目と違い、学生は看護師さんや臨床工学技師さんと実際に看護を行います。
血圧計を巻かせていただいたり、
パソコン管理の看護記録も見せていただきます。
看護師さんの指導のもと記録の記入などもさせていただきます。

また、午前中は10時から30分栄養士さん、
午後は3時から30分ソーシャルワーカーさんから講義を受けました。

最後に病院の見学で終了です。
透析室の実習では、実際に患者様にふれあい、
透析中の患者様に話をさせていただきます。

血液透析は体で行われている体液の調整を4時間で行います。
個人差は大きいのですが、多かれ少なかれ体に負担がかかります。

そのような体のしんどい時に、
患者様は学生に自分の透析についての思いや生活のことなど、
色々なことを話してくださいます。
本当に貴重な体験です。

栄養士さんからは血液透析をする上で大事な栄養の話をしてくださいました。
その中で一番印象的だったのが、
「食べ過ぎてはいけませんが、血液透析をしているからといって、
絶対に食べてはいけないものはないんです。
指導のときは食べてはいけないものを言うよりも、
どうしたら食べれるかを指導していきたい。」
と説明してくださいました。

ソーシャルワーカーさんの話では
医療制度におけるお金の話を聞きました。
患者様にとっては生活がかかっています。

医療制度について私達も知っていないと
患者様の質問に答えることが出来ません。
分かりやすく講義していただきました。

透析室では最後に看護師さん・臨床工学技師さんと一緒にプライミングを実施しました。
プライミングとは「ダイアライザーと血液回路を組み立て、
生理食塩水で洗浄・充填すること」です。

ダイアライザーは腎臓で行う濾過を実際に行う医療機器です。
血液回路は血液をダイアライザーに通す回路です。

透析実習

2日間、患者様・重井医学研究所附属病院のスタッフの方々等に支えられ、
多くの学びを得ることが出来ました。

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カテゴリー: 授業・実習