2010 年 9 月 18 日

Findlay大学の留学日記(6)

今日、全身に入れ墨(Tatoo)のあるアメリカ人の男性と話をしました。

彼は、Findlay大学の大学院のTESOL
(Teaching English to Speakers of Other Languages)というコースで、
英語を教えるための勉強をしています。

彼は、いろいろな国に行って、その土地の文化に触れ、世界中で英語を教えたいそうです。
彼に「なぜそんなにたくさん入れ墨をしているの?」と聞いてみました。
彼の返事は「入れ墨にはひとつひとつ入れた時の思い出や意味があって、
自分の体の一部になっている。
大切なのは、ひとつひとつの入れ墨を入れた時の思いや意味を忘れないこと。」
と言っていました。

また、「あなたが授業中ノートを取るときに、ボールペンを選ぶか鉛筆を選ぶか決めるでしょ。
それとTatooを入れるか入れないか決めることは同じようなこと。
自分のことは自分で決めないといけない。
ペンか鉛筆を選ぶっていうのは簡単な例えだけど、
どっちを選ぶかは自由で、自分で決めないといけない。
そして、自分が決めたことは自分に返ってくるから、責任も持たないといけないんだよ」
と教えてくれました。

彼の話を聞いて、私も自分のキャリアの節目に(今がそうだと思っています)
自分自身で決心したこと(英語力をつけるということ)を忘れず、
自分が決めたことは最後までやり抜こうと、
彼の言葉で改めて実感することができました。
吉備の学生さんたちの未来も無限に広がっていますよね。
時にはキャリアは自分の責任で自分で決めるために、
大いに悩んで欲しいなと思います。

また、こんなことを最近よく考えます。
海外に留学しているからといって、何もしなければ何の力もつきません。
別に特に英語を話さなくても、十分生活していけます。
海外にいても、インターネットで日本の情報もいつでも見れるし、
日本の友達といつでも連絡がとれるし、
留学していても日本人の友達とばかり話していては、
日本にいるときと状況は変わりません。
私にとって貴重な10か月間のアメリカ留学ですので、
自分に厳しく、どんどん積極的に英語ばかりの世界に飛び込んでいこうと思います。

こっちに来て改めて実感することは、アメリカ人(中国人やサウジアラビア人も)
は自分の意見をしっかり持っているなということです。
私はどちらかというと、「どっちでもいい」人なので、
自分の考えや夢を堂々と話せる彼らをうらやましく思います。
アメリカでは「どっちでもいい」は通用しないので、
いつも「私はどう考えるか」を考える訓練もしていきたいと思います。

カテゴリー: ニュース