今、3・4年生は学外実習中で、大学には1・2年生しかいません。
4年生は、地域看護・在宅看護の実習中ですが、
地域実習の一環として今年も産業看護実習を行っており、私が引率しています。
1グループ10人程度で、各1日だけの実習ですが、
昨日(10月26日)で、4グループのうち2グループが終わったところです。
実習先は例年と同じ、三菱重工の三原にある工場で、
「交通・先端機器事業部」と、「三菱重工印刷紙工機械株式会社」
(昨年までの「紙・印刷機械事業部」が別会社になった)です。
世界的な不況で印刷機の受注は低迷し、
さらに円高が直撃して、生産を縮小せざるを得ない状況だそうです。
また、ちょうど,アメリカ・マイアミ向けのAPM(無人運転の電車)や
新聞輪転機の出荷が終わったところだったりして,
作業量が少なくなっていたのは残念でした。
それでも1通りの作業、とくに「有害業務」は見ることはできました。
写真は、交通先端機器事業部の車両工場の前で衛生管理者から説明を受けているところです。
このあと中に入ると、JR東海向けの新幹線保守車両や千葉モノレールの新型車両などが造られていました。
また、HSST(High Speed Surface Transport)の試作車
(愛知万博で開業した「リニモ」とほぼ同じ)や実験線なども見学しました。
車輪がないのはちょっと異様な感じです。
残念ながら、動いているところは見られませんでしたが。
ところで、今、羽田空港の新国際線ターミナルの開業で大いに盛り上がっていますが、
そこで活躍している21基のPBB(Passenger Boarding Bridge,旅客搭乗橋,世界初のバリア・フリー・タイプ)を、
昨年の見学時にここで製作していたことを思い出します。
看護学科 尾瀬