5月1日
ついに平成が終わりから令和へと変わりました。
令和はどのような時代となるのでしょうか。
令和の時代が終わるころは
どんな自分なのでしょう。
高齢者の気持ちを理解するため
そして、未来の自分を想像するため、
特殊なスーツを身にまとい、
タイムスリップしてみましょう。
さて、先日、老年看護学の授業の中で、
3年生が高齢者疑似体験を行いました。
80歳代になった世界を体験できるスーツや、
片麻痺を体験できるスーツを身につけ、
大学内で階段、エレベーター、買い物などを実際にしてみました。
「この姿勢だけでもつらい…」
↑右半身の麻痺の体験スーツに、
更に白内障や視野狭窄が体験できる眼鏡をしています。
ドアを開けるのもやっと…
荷物を持っているとなおさら大変です。
道路の横断も
危険がいっぱいです。
階段も大変です。杖も荷物も持たないといけません。
見守りの人も、
どの位置に立つと
高齢者の方が安全に
そして安心して歩行できるかを考えながら、
援助します。
買い物も大変です。
特に、棚の下のほうにある商品は、
確認するのも、手に取るのも
一苦労です。
お会計も、お財布からお金をだそうと思うと、
指が思うように動かず出しにくい、
やっととり出せても硬貨の色がわかりにくい…
(後ろで人が待っているから早くしないと…)
と思うと余計に焦ります。
ペットボトルも、思うように空きません。
介助の人は開けて差し上げることも大切な援助です。
しかし、
「できない」
と判断するまえに、
「何ができないか」
をまず考えて、
そして、
「どの部分に援助が必要か」
「どんな援助をすればできるようになるのか」
という視点が大切です。
今回の体験で、様々な視点から考えることができましたね。
これからの看護や、日々の生活にぜひこの体験を活かしていきましょう。
最後になりましたが、体験にご協力くださいました皆様有難うございました。
(O)