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岡山の文化財
日本がおき忘れていた光り輝けるもの

文化財総合研究センターのセンター長である臼井洋輔教授が、
著書を出版致しました。

著 者 臼井洋輔
発行者 山川隆之
発 行 吉備人出版
印刷所 サンコー印刷株式会社
製版所 有限会社 明昭製本
臼井洋輔センター長の主な著書


・『岡山の甲冑』 ・『備前刀』 ・『名兜百頭』
・『逸見東洋の世界』 ・『正阿弥勝義の世界』 ・『岡山文化歌留多』
・『バタン漂流記』 ・『博学紀行・岡山』 ・『日本の街道』
・『備前焼の伝統と歴史』 ・『文化誌日本・岡山県』 ・『角川に本地名大辞典』

カエルは動くものしか見えていという。動いていないようなゆっくりとしたスピードで近づく蛇は、カエルには見えないのである。カエルは飲み込まれる瞬間、つまり死に引きずり込まれて初めて現実に呼び戻されるのであるが、時すでに遅しである。スピード時代に生きるわれわれの眼は、半分しか見えないカエルの目になってはいないであろうか。悲しき人間である現代人は、効率主義や物質主義にもてあそばれている文明のサクリファイス(犠牲者)なのだ。目先の激しい変化の中で、ゆっくりと底流を流れる本質的な「モノを見る眼」を失って、表層の一面しか見えなくなっていることにわれわれは早く気が付かなければ、人間の尊厳と可能性はどんどん萎縮してしまうだろう。 (「まえがき」より抜粋)