週末、日本アニメーション学会の第20回大会に参加して来ました。
会場は、福岡にある西南学院大学です。
地下鉄の西新駅を降りて、まず驚きました。
なにしろ、大きなサザエさんの看板がお出迎えです。
う~ん、サザエさん通り???
確かに通りには、サザエさんののぼりも設置されており、かなり正式な名称のようです。
サザエさん通りの命名理由は、この地でサザエ・カツオ・ワカメ・フネなどのキャラクターが考え出されたから、というもの。
つまり、ここが「サザエさん発案の地」というわけです。
西南学院大学の図書館の前には、なんと長谷川町子先生とサザエさんの像まで建っていました。
これは、学生のモチベーション高めますよね!
さて、ここからが出張の本当の目的、日本アニメーション学会です。
会場は、のどかな雰囲気!
今回の大会テーマは「周縁から生まれるアニメーションの可能性」ですが、
中心である東京と比べた時の福岡の立ち位置を、まずは「周縁」としています。
でもその中心と周縁の関係も、実は見方を変えれば変わってきそうなのです。
福岡は現在、ゲームやエンターテインメント制作が盛んなことで知られていますが、
昔は本当に東京を意識しながら仕事をしていたんだそうです。
「こんちくしょうー!」と思いながら。
でも、仕事を数十年続けている内にやがて気持ちはぐるり一巡して、
今はアジアを中心にした海外に自然と関係者らの思いは向いているのだそうです。
アジアへの玄関口という視点で考えれば、今度は福岡が中心です。
ソウル・上海・台北・東京がほぼ等距離のところにあるのですから。
高梁も東京と比べれば確かに「周縁」なのだが、
そろそろそういう考えを、ぐ・る・り と一巡させなければ・・・。