本日学内で、日本イタリア合作アニメ「SHINKU(仮)」の製作発表会が行われました。
メディアの方もたくさん来てくださいました。
今回の企画は、地元高梁にあるアニメスタジオ「まちけん」が中心となり、多国間の連携による制作で、グローバル展開可能な作品を作ってみようというものです。
「まちけん」の藤岡孝社長、イタリアのプロデューサーであるミケーレ・ファサーノ氏、それに本学科の井上博明教授から、その詳しい説明がありました。
昨年10月のイタリアでの公開後、すでに4つの賞を受賞している短編アニメ「RED HANDS」を、「深紅―SHINKU(仮)」という新タイトルの下に長編アニメ化しようというのです。
まずは、元となる短編アニメ「RED HANDS」(30分)の上映がありました。
この作品の特徴は、日本とイタリアを中心とした多国間の共同製作であることと、人形を用いたストップアニメーションと2D手描きアニメーションのハイブリッド形式であるということです。
日本側は、伝統的に得意な2D手描きアニメーション部分を担当します。
なお、その責任者には森本晃司監督が予定されているとのこと。
イタリアのミケーレ・ファサーノ氏が、「この作品はゴールではなく、スタートなのです」と何度も強調していました。
つまりこれが、歴史文化の異なる国同士であってもアニメーションの共同製作が可能であることを世界に示す、第一歩となる、とおっしゃっているのです。
そして、私たちの「まちけん」にとっても、これは今後を占う本当に大きな試金石、最初の一歩なのです。
「まちけん」の成功を祈る!!!