2020 年 7 月 21 日

来日出来ない入学生たちに向けて

コロナの影響で思うようにならないことが多いのですが、一番気掛かりなのは、せっかく入学したのにまだ来日できないという学生たちのことです。

アニメーション文化学科では、現在6名の韓国の学生が今か今かと入国可能の日を待っているところです。
しかし、いつ来られるのかは正直誰にもわかりません。
不安だけが、増します。

そこで私たちの学科では、夏の集中講義に向け、最低限必要な機材を直接韓国の学生たちに送ることにしました。

picture_03

写真で見るとちょっと大きめの箱ですが、その中身はというと・・・。

picture_01

まず、LEDトレース台、タップ(用紙を固定する道具)、作画用紙が、入っています。

これだけあれば、手描きの作画作業が可能となります。
日本国内にいる学生と、一応は同じ条件で学ぶことができるのです。

次に、黒くて丸いのは「おどろき盤制作キット」なのですが、アニメーションの原理を楽しみながら学ぶことができる教材です。

picture_02

さて、最後の品は何でしょうか。
正解は、スライド式の水切りラックです。

でも、この水切りラックを一体何に使うのか???
実は、作画用紙に描かれたキャラクターの動きを確認するための、簡易撮影台の材料となるのだそうです。

実際どのように使うのかについては、後日韓国の学生らに写真を送ってもらって、また報告することに致します。

とにかく、先が見えない今の状況の中で、日本に来られない留学生たちは日々不安が募るばかりなのでしょうが、今回は少しだけ、国内と国外の壁を越えた授業を楽しんでみてください。

カテゴリー: 新着情報