先週と今週の「基礎演習」では、外部の方に来ていただいて、特別講師をお願いしました。
その講師の方とは、兼高里圭先生です。その名前にピンとこないという人も、先生が関わった作品を見れば誰しもアッと驚くはずです。
兼高先生は、次のような作品に、作画監督、原画、動画の立場で参加されています。
ワンピース(劇場版)
エガオノダイカ
3月のライオン
ゲゲゲの鬼太郎
クラシカロイド
プリキュア
ひなこのーと
レイトンミステリー探偵社
他多数
岡山県の出身で、上京後は「(株)すたじおかぐら」に所属して活動し、現在は地元に戻ってフリーのアニメーターとしてご活躍中とのことです。
今日は、色トレスの技法を学びました。
兼高先生が実際に行っている原画の作業を実演して下さり、学生らは強弱に気をつけながら先生の均一な線が描けるよう練習をしました。
学生たちは、プロの線のキレイさと描くスピードに圧倒された様子でした。
自分の好きなキャラクターならいくらでも描けるけど、そうでない場合はどうも……という学生はちょっと苦労したのかもしれません。
それでも、最終的にはどの学生も、見本通りのキャラクターを次々に仕上げていくのでした。
それにしても、県内の、大学からさほど遠くないところに、兼高先生のような現役でご活躍中のアニメーターがいらっしゃるとは、実際とても驚きました。
地方にありながらも、こうしてプロのアニメーターからお話を伺い、直接指導が受けられるアニメーション文化学科の学生たちは、本当に幸せです。
兼高先生、今後ともどうぞご指導のほど、よろしくお願い致します。