2020 年 8 月 23 日

今回のオープンキャンパス実技体験は、「おじぎ」でした。

8月22日(土)、オープンキャンパスが開かれました。
コロナのため今回も予約制でしたが、前回の7月とほぼ同数の方々に来ていただき、本当にありがとうございました。

kousha

今回の実技体験は、「おじぎ」の動作をどうアニメーションで表現するか、です。

ojigi

まずは、横向きの直立姿勢と頭を下げた状態の2枚の絵を描いてみます。

kasaneru

この2枚の絵を重ねてみると、体の重心を保つために、頭を下げるのと同時にお尻が後ろの方に引かれている様子がよくわかります。

このように、アニメーターは不自然に映る体の動きは絶対に描かないよう、細心の注意をはらっているのです。

nakawari

次に中割という作業ですが、直立の時と頭を下げた状態の間で、どこに何枚の絵をはさんでいくかを慎重に考えることになります。

実はこれは、「演出」にも関係してくることなのです。だって、うれしい時のおじぎと悲しい時のおじぎでは、動きの様子が絶対に違ってきますからね。

でも、こうした微妙な表現の差については、入学後にゆっくり学んでいくことですから、どうぞ今はご安心ください。

kyousitu

こうしてトレース台に向かって描いていると、気分はもう本物のアニメーターです!

dousacheck

最後に、簡易カメラで動画を撮影して、実際に動かしてみます。

本当ならここでキャラクターの動きをチェックして、不自然なところがあればそれを修正することになるのですが、今回はあくまで体験ですから、そこまではやりません。

自分の描いたキャラクターを動かしてみるというのは、ほとんどの高校生にとって生まれて初めての経験みたいです。
ですから、みんなドキドキしながら、その瞬間を待っています。

キャラクターが動いた瞬間、笑う人、首をかしげる人、実に様々です。

でも、ほとんどの人がPCモニター画面上の動画をスマホで録画し、自分が描いた動画用紙も大事そうに持ちかえるのです。今日一日の小さな感動と一緒に……。

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