アニメーション文化学科の平見です。
大学では英語の授業を担当している関係で、昨年までは「マンガ・アニメ翻訳概論」という専門科目もやっていました。受講生は多くなかったですが、今は国際化の時代。マンガも英語に訳されて輸出されています。日本語のセリフがどのように英語に訳されるのか、みなさんは興味がありませんか。それを比較していました。
授業で使っていたのは島耕作シリーズ。大人のマンガなので高校生くらいまでの方はあまり読んだことないでしょうか。でもまさに会話がそのまま訳されているので生きた英語が学べます。その前はピーナッツシリーズを使っていました。つまりスヌーピーの4コマ漫画を日本語に訳していたのです。
私の家には数百冊の英語に関しての本があります。言語ひとつ取ってみても、さまざまな角度から研究できることがわかります。自分でも思いもよらなかったような側面が見えてくることもあります。
この授業は一旦終了したのですが、今後ゼミで希望者がいれば再開しようと思っています。