金曜日、9月卒業予定の留学生5名の卒業研究発表会がありました。
5人は全員中国の学生で、1名が論文、残りの4名がアニメーションの制作でした。
論文の学生は、中国における「特撮」の発展史を扱っていました。
先日、上海のテーマパーク「上海海昌海洋公園」に「ウルトラマン・エリア」が新設されたとのニュースがありましたが、ウルトラマンが中国の特撮に与えた影響はとても大きいのですね。
今では中国でも独自の特撮ものが作られているそうですが、オモチャやグッズと関連付けた製作方法は日本のやり方をそのまま踏襲したものとのことです。
アニメーション作品はそれぞれが思いを込めて、だいたい3分~5分の尺(長さ)で作られています。
今回の特色は、コロナ問題を扱った作品が出てきたことです。
確かに彼らは、留学中の真っ只中コロナ禍にぶつかり、中国に一時帰国もできなかったし、帰国しても日本への再入国ができなかったりと、散々な目にあっているのです。
彼らの記憶の中では、日本留学とコロナはこれからもずっと切っても切り離せない関係なのだろうと思います。
それだけにますます、この貴重な留学体験を活かして、これからの人生をたくましく切り拓いて行ってもらいたいと願っています。