昨日の夕方、岡山県立高梁城南高等学校のデザイン科を訪問させていただきました。
昨日は文化祭があったそうで、後片付けでお忙しいはずだったのに、ご対応下さった河原先生、どうもありがとうございました。
今回の訪問の目的は、最近デザイン科ではアニメーションの制作も授業に組み込まれたとお聞きしたので、その様子を見学させていただくことでした。
マックのパソコンがずらりと並んだこの部屋は、実は中学生のあこがれともなっているとのこと。
確かに、そうだろうと思います。ワクワクしますよね。
液タブも用意されていて、将来に向けたデジタル作画の準備もしっかりなされているようですね。
教室の机の上には、生徒さんたちの手描きの画が残されていました。
作画用紙にタップの穴もあけられていて、なかなか本格的です。気分はもうアニメーターですよね。
生徒さんたちが手描きで描いた画は、スキャナーで読み取ってデジタル化し、クリップスタジオを使って色を付け、最後はアフターエフェクトで編集しているそうです。
これは、大学で手描きのアニメを作る場合とまったく同じ工程です。
生徒さんらは歩きや振り返りの動きをアニメーション化しているそうですが、これも本学の1年生が最初に習う課題の一つですよね。
こちらは、iMac PCが配置されているもう一つの教室です。後ろには、3Dプリンターも何台か見受けられます。
高校レベルで、アニメーションを作るための機器がこれだけ整備されていることにまず驚きましたし、デザイン科の授業の中のほんの一部分ではあっても、動画制作の基礎がきちんと教えられていることにも、本当に感銘を受けました。
私たちアニメーション文化学科としては、教員だけでなく、学生・生徒らの交流も図りながら、今後も地域のために協力・協働の関係が作っていけたらと願っているところです。
どうぞこれからもよろしくお願いいたします。