11月28日(土)、岡山県高梁市の高梁総合文化会館で、高梁アニメ祭「愛 ・ 天地無用!」&「天地無用!魎皇鬼 第四期制作発表会」が開催されました!
このイベントは、岡山県高梁市が主催し同市を舞台にした「愛・天地無用!」のファンへの感謝と新たなシリーズの発表会イベントで、アニメーション文化学部の井上博明教授がプロデューサーを務めてきた同シリーズは、1992年から続く長寿と人気を誇るSFアニメです。作品の舞台は、原作者の梶島正樹が出身の岡山県。作品では、岡山県人ならみんな見たことがあるような風景や場所が登場し、そして登場するキャラクターや宇宙船の名前にも県下の地名が使われています。この作品は、アニメで見た風景や場所--「聖地」を訪問する聖地巡礼ブームの先駆けにもなりました。
昨年TOKYO MXでテレビせとうちでは今年、放映された「愛・天地無用!」の舞台は岡山県高梁市! 吹屋の旧吹屋小学校ともに本学も「純愛学園」として、主人公の柾木天地が教育実習生として赴任する学校のモデルとなりました。道路をまたがる「純愛学園」の文字が掲げられた渡り廊下や図書館、体育館等も、本学に本当にある風景です。
13時開場を前に、会場となった高梁総合文化会館のロビーにはたくさんの地元の方々や、遠くから「天地無用!」シリーズのファンがすでにたくさん集まってくださいました。とても混雑しているにもかかわらず、和気あいあい、穏やかな雰囲気が、本シリーズのファン気質を示しているように思いました。イベント慣れしていない教員・学生スタッフも、だいぶファンのみなさんに助けられました。どうもありがとうございました。
ホールホワイエ(ホール前のスペース)には、地元のひな人形メーカー「喜峯」さん制作の天地、魎呼、阿重霞のひな人形が飾られています。いつもは地元の観光物産館「紺屋川」で展示されているものを、ファン感謝イベントにあわせて、同物産館と喜楽さんのご好意でホール横に飾っていただきました。
さて。いよいよ14時。ファン感謝イベントの開始です。プロデューサーの井上博明教授に加え、柾木天地役の菊池正美さん、魎呼役の折笠愛さん、阿重霞役の七緒はるひさん、「愛天地無用!」の藍井涙役の田辺留依さん、布賀油木役の佐藤あずささんが登壇です。佐藤さんと井上教授がホスト役で、みなさんとなごやかなトークを繰り広げます。今だから話せる(?)天地無用シリーズの立ち上がりの裏話や、声優さんたちの楽屋エピソード、折笠さんが「愛・天地無用!」のタイトルを見て、「あ!私の名前が!!」とびっくりしたとの笑い話……などなど、ここだけのお話がてんこ盛りでした。
そして、テレビせとうちだけで放映された「愛・天地無用!」の特別回も上映。菊地正美さんと佐藤あずささんが高梁を訪ね、作中でおなじみのあの場所やこの風景を紹介する特別版も、もちろん紹介されました。TV未放送のシーンも入った特別版「愛・天地無用!」のDVDは、観光物産館「紺屋川」で販売中です。
「天地無用!魎皇鬼 第4期」については、キャラクター設定資料のほか、井上教授からぽろっと「結婚式」というキーワードが漏らされました。イベント後公式サイトがちょっとリニューアルされ、第4期の準備は着々と進んでいるようです。
高梁までわざわざ足を運んでくださった声優の皆さん、参加してくださったファンの皆さん、そして、スタッフのみなさん、どうもありがとうございました。
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DVDを販売、ひな人形を展示する高梁市観光物産館「紺屋川」、ひな人形を制作する喜峯については、次のリンク先をご覧ください。