金曜日3時限目に、1年生対象の専門基礎科目「異文化理解」があります。11月11日は、国際協力機構(JICA)の職員、JICA岡山デスクの北脇さんに講師として来ていただき、異文化理解シュミレーションをしていただきました。90分間の授業ですが、ゲームを中心としたワークショップなので、熱中しているとあっという間に過ぎてしまいました。大きな声は出せないものの、え!どうして?という気付きを得ながら、25名の学生は大いに盛り上がりました。そして、異文化理解の神髄に迫ることができた。
まず、講師から簡単な授業の進め方に関する紹介がありました。グルーピングをするため、「無言で」誕生日順に並ぶということをし、グループを形成するというもの。換気に注意しているとはいえ、大声を出すとやはり感染のリスクが高くなるので、「無言で」仲間を探すというのは大変です。
形成されたグループで、ゲーム「バーンガ(Barnga)」をしました。学生たちは、声を出して行うグループワークには慣れていますが、無言で行うワークには慣れていない。しかし、それぞれのグループが工夫しながらコミュニケーションをとっていた。留学生たちも楽しそうにゲームに興じている。1回目、2回目、そして3回目と4回目のラウンドでは意外な展開が、、、
このゲームを通じて異文化理解におけるもっとも重要な点は何か、ということをグループで議論し、ホワイトボードに貼り出し、グループごとに発表し、理解を深めました。
そのあと、色違いのシールを用いた「仲間探し」ゲームをしました。無言で行うゲーム、、、これもまた、講師による「意外な」説明、解説があり、学生たちは目を丸くしていた。
最後に、受講者を代表して学生1名が北脇先生に、授業の感想とお礼がありました。また、学生から、「考えていることと自分の実際の行動のギャップに愕然としました。」「また、来てください!」と、感想が寄せられました。
*JICA国際協力出前授業の一環で実現した授業です。JICA関係者のご理解とご尽力に感謝します。