去る10月13日、順正学園ボランティアセンター開設10周年を記念して、
国際医療ボランティア組織「AMDA」代表の菅波茂先生をお迎えし、
特別講演会が開催された。
その模様は、学園ホームページでも紹介されている。
http://junsei.ac.jp/edu/news/entry/2011/10/000710.html
せっかくの機会なので、看護学科1年生には全員に聴講させた。
学生の中には、高校生の頃からAMDAの活動に
興味を持っていたという者もいたが、
全く知らなかったという者が多かった。
中には「そう言えばニュースで見たことがある、聞いたことがある」という者もいて、
菅波先生の話を聞いて思い出したのだろう。
この機会にボランティア活動に関心を持つようになれば、
それだけでもこの講演を聴講した意義があるだろうが、
願わくば、将来、国際的に活躍する者が現れることを期待したい。
学生たちに一番印象に残ったのは、
「援助を受ける側にもプライドがある」という言葉だったようである。
多くの学生は、「困っている患者や被災者に必要な看護を提供すればよい」
というふうに単純に考えていて、患者や被災者のプライドに
配慮することなどは思ってもいなかったようである。
私事だが、実は菅波先生とは、大学の卒業が同期である。
何年かぶりかで直接会って、対話もし、活躍ぶりを直接聞けて、
私にとっても収穫が多かった講演であった。
尾瀬