11月18日3限、
「作業療法士、理学療法士が行う喀痰吸引」
という演題で授業を行いました。
何故、看護学科の教員の私が授業を実施したか、についてですが・・・
本年4月30日、厚生労働省が都道府県知事宛に発信した
「医療スタッフの協働・連携によるチーム医療の推進について」
という通知の中に、“喀痰等の吸引”という項目があります。
その項目の中で、理学療法士や作業療法士等が
喀痰吸引を実施してよいことを規定しています。
(詳細は厚生労働省のホームページを見て下さい)
そのため、教育が必要だということで、
保健科学部の中で喀痰吸引の授業を実施している教員の私に声がかかりました。
(看護学科では、喀痰吸引は生活援助論の中で、2年次生が学習・演習しています。)
当日は、OT・PTの4年次生約80名と
保健科学部の教員8名程度の参加がありました。
前半は講義、後半は演習を行いました。
普段、看護学科の学生の前でしか講義をしていないので、
かなり緊張しました。
学生の皆さんは、食後の眠たい時間にもかかわらず、
熱心に聴いてくれていました。
たった90分の授業の中で、
吸引に必要な知識が、
皆さんに伝わったのでしょうか??
就職した後も、学び続け、
安全な喀痰吸引のできるOT・PTになってほしいと思います。
今後、多職種の連携や協働がますます重要になってきます。
そのため、対象者(患者・利用者)を中心に、
よりよいサービスが提供できるような医療従事者・医療関係者の教育も、
もっと必要になると思いました。
【基礎看護学担当教員】
写真は授業前の風景です。
寒いため上着を着ているのでわかりづらいですが、
講義後の演習のため、実習衣で集合しています。