今回も多数の応募、本当にありがとうございました。
吉備国際大学アニメーション文学部において慎重に審査させていただきましたので、その結果をこちらに発表いたします。
個々の作品には本学教員によるコメントを(■印)、応募作品全体については簡単な総評を最後に書かせて頂いておりますので、参考にして下さると幸いです。
来る年の、コロナの一日も早い収束と、皆様方の更なるご活躍を、心よりお祈りいたします。
学校法人順正学園 総長賞 「本の世界へ」 渡邊 希美
■構成が上手いだけでなく、厚みのある世界観とキャラの存在を感じます。細部も練られており豊かです。
吉備国際大学 学長賞 「ひらめき」 小段 ひかり
■強い構成力、色彩の配置や質感が見事です。これにデッサン力がつけば言うことなし。
吉備国際大学 学長賞 「夏の覇者」 じゃくはん
■お祭り感最高です。このまま自信を持って突っ走ってください。
奨励賞 「月夜」 阪根 結衣
■懐かしく優しい世界、マーカーのムラを生かした表現の透明感が好ましいです。
奨励賞 「タニシを探せ」 細田 日
■とにかく楽しい。一つ一つのキャラも練ってあって視線が遊べる絵です。
奨励賞 「Animal marching!」 吉野 蘭楓
■構成が元気いっぱいで、見ていて嬉しい絵です。線と色に厚みがほしいです。
奨励賞 「海宙」 井上 萌生
■アナログでこの色が出せるのは素晴らしい。後は明部が散漫にならないよう明暗構成を整理するとまとまりが出ます。
奨励賞 「雅」 金光 七穂
■強烈な密度に引き込まれます。工芸的な仕上げも素敵です。全体を引き締める「焦点」を意識しましょう。
奨励賞 「deception」 技城さくら
■安定した技術と表現で、見ていて安心感があります。小物のデザインに個性が出せると一層強い絵になると思います。
■総評
総じてレベルの高い回となりました。単なる技術誇示にとどまらず一点突破の個性や世界が見えて充実した選考でした。
伸ばすべき方向のはっきりした人が多かったのも今回の特徴です。楽しんで続けてもらえたらと思います。