2022 年 12 月 5 日

12月2日ロールプレイで異文化を学ぶ

金曜日3時限目に、1年生対象の専門教育科目「異文化理解」があります。12月2日は、11月11日のワークショップに引き続き、国際協力機構(JICA)の職員、JICA岡山デスクの北脇さんに講師として来ていただき、異文化理解ワークショップをしていただきました。テーマは「多文化共生」です。90分間の授業ですが、ロールプレイをして講師の課題に取り組みます。なぜだ?どうして?24名の学生はグループでの発表や議論を通じて、異文化理解の神髄に触れることができました。

まず、「朝食で何を食べたか」でグループ分けをしました。「声を出さず」に、自分の仲間を探すこの活動がアイスブレークとなりました。その後、北脇先生がジャマイカ時代の経験をもとにした講義がありました。その後、各グループにジャマイカの食事や教室の写真が配られ、日本と何が共通で何が異なるのか、グループで議論しました。各グループの発表があり、北脇先生から解説とコメントがありました。

ロールプレイ第1ラウンド
場所は、フレンチ・レストランにいます。イスラム教徒でハラール、仏教徒で肉魚が食べられない、フレクシブルなベジタリアン、甲殻類アレルギーがある人の4人が集まっています。それぞれが、カードに記載されている自分の特徴などを自己紹介しました。
みんな、お腹がペコペコです。フランス語で書かれたメニューが配布され、それぞれの人がメニューをみて、オーダーする料理を選びます。スマホの自動翻訳機能を使ってはいけないので、何が書いてあるのか分かりません、、、
その後、何を選んだのか、発表がありました。

ロールプレイ第2ラウンド
今度は、メニューがフランス語ではなく、日本語になっています。メニューが配布されて、それぞれがオーダーする料理を選びます。スマホは禁止です。日本語のメニューであっても、どんな料理なのかイメージがつかめません。「これなんだっけ?」「食べれるのかな?」と迷いつつ、料理を選びます。
それぞれが選んだ料理を発表しました。それに対して、北脇先生からそれぞれの料理の解説と食べてよい人と食べれない人が示されました。ハラールなのに、豚肉が入った料理を選んだ人もいます。北脇先生から、「ことばが分かっても、文化が分からないと料理などが良く分からない」ことの説明がありました。

最後に、北脇先生から、形式的平等や実質的平等などに関しラップアップ講義がありました。

来年度もよろしくお願いします!!!

カテゴリー: 授業風景