6月7日、共生高校の皆さんが、今度は手描きアニメーションに挑戦してくれました。
1回、2回、3回と、はずむボールの動きを、手描きのアニメーションでリアルに再現することが、今回の課題です。
簡単そうな課題ですが、ボールの動きには実は様々な要因が隠れています。
ボールの高さは? 速度は? ゆがみは?
サッカーボール? それともテニスボール?
地面は土? それともコンクリート? などなど。
こうしたことまで考え出すと、もう容易には筆は進みません。
それでも何とか20枚程度描いたら、今度はそれをデジタル撮影し、パソコンに取り込みます。
そして、滑らかな運動になるよう、動きの確認をしながら編集作業を行うのです。
最後はいつもの上映会です。
一人ひとりのボールが、まるで違って見えるのがおもしろい!
中には、ボールが前面から後方へと飛び去ってゆく様子を描いた生徒さんもいました。
平面の中に、奥行きのある空間をボール1つで描いているわけですから、
これはスゴイ!!!
課題が早く完成した人は、何もいわれなくても勝手にキャラクターを作っていました。
画を描くことが好きな人は、いつでもどこでも半ば自動的に手が動き出すみたいです。
それぞれの好きなことが、いつか将来の職業にうまく結びつくよう、心から願ってやみません。