2018 年 7 月 3 日

音づくりワークショップを開催

6月30日(土)は、アニメーション文化学科1年生・2年生を対象として、ソフトを使って簡単な作曲とアレンジを学ぶ研修会が開かれました。

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写真1 まずは、吉永先生の紹介から。アニメーション文化学科の前嶋英輝先生によるご紹介。

講師は、倉敷市を拠点に音楽活動を展開するシンガーソングライター・ミュージシャンの吉永拓未先生。ほかのアーティストに楽曲を提供したり、イベントプロデュースなども手掛けたりしているそうです。谷村新司さんやハジ→などの超ビッグなアーティストとのコラボ活動もしています。

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写真2 吉永拓未先生。岡山県・倉敷を拠点に音楽活動を展開するシンガーソングライター。YouTubeで、オリジナル曲「mySTAGE」の<MV>を視聴できます!

作曲とアレンジは、スタインバーグ社(ドイツ)の音楽制作ソフトCUBaseを使って行います。CUBaseは、MIDIデータで自動演奏ができるMIDIシーケンサ機能と、音楽の録音・編集・ミキシング・編曲などができる機能(こういう機能を持つソフトウェアをDAW(ディジタルオーディオワークステーション)といいます)をもつソフトウェアです。本学のアニメ第2教室のWindowsパソコンには、このCUBaseがインストールされていて、自分が制作したアニメにこのソフトを使って、オリジナルの音楽をつけることもできます。

この日の研修会では、吉永先生があらかじめ用意した楽曲をもとに、いろいろな楽器の音色の音を組み合わせて、自分のアレンジの曲をつくっていくというやり方で、CUBaseを使った楽曲のつくりかた・編集などを学ぶことになります。

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写真3&4 画面を示しながら、CUBaseの基本的な使い方を説明。

さまざまな音をブロックのように組み合わせてつくることもできるし、パソコンにつながった、小学校の頃に使ったピアニカをほうふつさせるようなミニ鍵盤を使って、ピアノを弾くように音楽をつけることもできます。アニメーション文化学科1年には音楽経験者の学生もいて、何かわからないことがあると、彼の近くの子たちは彼に聞いて、音楽のアレンジや楽器の追加を行っていたようです。

「チキチキチキシャーン」といった感じのかっこいいドラムソロを入れてみるという学生もいました。センスがあれば、楽器ができなくても、楽譜が読めなくてもいろいろな音楽の遊び方・楽しみ方・作り方ができるのが、こうしたMIDIシーケンサ+DAWソフトの魅力です。

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写真5&6  学生にCUBaseの使い方を指導する吉永先生。

授業の2コマに相当するたっぷり3時間を使って、CUBaseを使ったサウンドづくりを学生たちは学び、楽しんだようです。

吉永先生は、来年から本学科で音響演習A・Bを担当していただきます。映像の制作に加えて、オリジナルのBGMや音楽を映像につけていけることで、学生たちの表現の幅が格段と広がりそうですね。

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