今日は東京から業者の方に来ていただいて、Toon Boom社の「Storyboard Pro」と「Harmony」というソフトの説明および実演指導をしてもらいました。
こうした取り組みの背景にあるのは、やはりアニメ業界全般の避けがたいデジタル化の流れです。日本伝統の手描きのやり方は、アート作品は別としても、あまりにも非効率だろうと誰もが考えるようになってきているのです。
でも、日本にはデジタル対応が出来る人があまりに少ない。
さらに厄介な問題は、デジタル化の道は間違いないとしても、例えば基本OSのWindowsのような、業界における世界標準というようなものがまだ出来上がっていないということ。
だから、それぞれが手探り状態でのデジタル化対応なのです。
これは、Storyboard Proを使って絵コンテを作っているところ。
これは、絵コンテにカメラワークの指示をどう記入するかを、学科教員が熱心に尋ねているところです。
実は今日の研修会には、地元の城南高校デザイン科の先生方も参加していました。
高校の先生がアニメーションに関心を持ってくださるだけでもありがたいのですが、こうして勉強会にも一緒に参加してくださるとは本当に頭が下がる思いです。