昨日、「勝山文化往来館 ひしお」に行ってきました。
目的は、新庄村生まれで県立勝山高校を卒業した、酒井賢氏の展示会を見るためです。
多摩美大を出た方ですが、私の関心はもっぱら大学卒業後の映画制作現場における美術担当としての氏の活躍です。
油絵 「Gの記録」 (背後には、共演?したモスラ、キングギドラなども)
「原作やシナリオからイメージを膨らませて美術セットを作る」そうで、「俳優以外の被写体全てに責任を負うのが美術監督」の仕事なのだそうです。
これは責任重大ですけど、作品世界を創造する面白い仕事ですよね。
ちなみに、アニメーションの場合は「俳優以外の被写体全て」に留まらず、俳優(キャラクター)そのものも自分たちで創らないといけないので、自由度と難易度はさらに高まります。
関った映画の資料がこのように展示されています。
今回の展示は写真撮影がOKとのことだったので、安心してバンバン写真を撮りました。
玄関付近には、映画の台本も展示されていました。
酒井氏の蔵書印が押され、現場での書き込みらしいものも残されていて、とても興味深いものでした。
「勝山文化往来館 ひしお 」で開催中の「酒井賢展」は、実は11月3日までなのですが、お時間があればぜひ足を運んでみてください。