昨日、学位記授与式がありました。
多くの人は卒業を後になって思い出すとき、その時の社会的な事件や出来事に関連付けて思い出すのではないでしょうか。
すると今回の卒業式は、コロナとロシアのウクライナ侵攻の時の卒業式、となるのかな?
何だか残念な気持ちになりますね。
ところが、現場経験のある、ある先生がこうおっしゃたのです。
戦争は、当事国それぞれの物語がどうにもすり合わせ不可能になったときに生じるものだ。
アニメには、そうした対立を越えて新しい物語を提供する力があるから、卒業する皆さんには、ぜひとも頑張ってもらいたいと。
アニメに戦争を回避する直接的な力があるとは考えませんが、国境や、歴史・文化・社会の壁をいとも簡単に越える力があるのは、本当だと思います。
今回の日・中・韓の卒業生が、東アジアで共有される新しい時代のアニメ文化を創ってくれることを切に願っています。