BitSummit Game Jam ビジュアルコンテストグランプリの優勝作品。Team-12制作(本学のHANAさんが制作に参加)。
行ってきましたよ!「BitSummit Let’Go!」。ものすごい熱気と人出でした。
BitSummit Let’s Goのティザー映像。
BitSummitは、国内最大のインディーゲームの祭典。NintendoやSony Interactive Entertaiment、Cygamesなど、大手企業も参加しますが、多数のインディーゲーム企業やゲーム教育を行う大学・専門学校などが出展し、作品や活動を紹介しています。
BitSummit Let’s Go!の会場は京都市左京区岡崎のみやこメッセ。地場産業の見本市など、地域の殖産興業を大きな目的とした施設です。
BitSummit Let’s Go!の会場入口。何かが始まるかのようなワクワク感いっぱい。
大小併せて、200を超えるブースが軒を並べ、競うように無料で遊べる個性あるゲームを展示していました。
無料でいろんなゲームを遊べるということで、小さいお子さん連れの家族もたくさん見ましたよ。
BitSummit Let’s Go!のイベントステージ。有名インディー開発者たちの対談などのイベント開催。
BitSummitは、次世代のゲームクリエイターの育成にも力を入れていて、この数年京都・大阪の大学と専門学校を中心として、BitSummitで展示する学生ゲームを制作するゲームジャムが開催されています。多国籍のスタッフが活躍するゲーム開発企業のスケルトンクルースタジオが幹事となって、オンライン+コアデイの現地開発(今年は、京都のおしゃれなホテル・アンテルーム京都で開催)も含め、チームでのゲーム開発が行われています。
BitSummitゲームジャムコアデイ(6月9日(金)~11日(日))の開催されたアンテルーム京都。オシャレ空間のホテル。
BitSummitゲームジャムコアデイの試遊会(6月11日)の様子。この試遊会で遊んだ感想などをもとに、さらに改善してBitSummit当日に各チーム挑みました。
今年は、京都・大阪周辺に加え、岡山・東京周辺、海外の中国からも学生が参加し、全体で約270名を数えるとても大規模なゲームジャムになりました。5月から7月まで、ゲームの企画に始まり、先生方やプロのゲーム開発者たちのアドバイスを受けながら、各チームが制作を進めました。
BitSummit Game Jamの展示コーナー。多数の学生や参加者でこちらも熱気ムンムン(死語)。
BitSummitゲームジャムコーナーでは、本格的なポップなどを用意するチームも。
約2か月半の長旅のゲームジャムはなかなかたいへんだったようですが、最終的に19チームがゲームを完成しました。BitSummit Game Jam 2023で開発されたゲームは、ここで遊ぶことができますよ。
毎年BitSummitでは、出展されたゲームに賞が与えられますが、BitSummit GameJamの優秀作を表彰する「Game Jam Award」は、Team-12の制作した『HOME TO HOPE』に与えられました。このチームには、アニメーション文化学部4年生のHANAさんが参加し、多くのモーションを担当されたそうです。
BitSummit会場でのTeam-12の『HOME TO HOPE』。手元のタブレットで「ヤバい」人と物資を未来に送らないようにコントロールします。ポップもかわいい!
また、同じくTeam-12のイメージイラスト&ロゴ(冒頭の画像参照)がBitSummit Game Jam 2023のビジュアルコンテストグランプリを受賞しました。このイメージイラスト&ロゴは、リードデザイナーの京都精華大学の杉本紗弥さんが取りまとめを行い、HANAさんが原案をつくって制作したイラストと、京都精華大学でUI・UXを学ぶ廣内想さんが制作したロゴとを組み合わせて、最後に前出の杉本さんが構図や色彩の調整をして、こうしたビジュアルが完成しました。
BitSummit Game Jamのパネル。ビジュアルコンテストグランプリのTeam-12のイラスト&ロゴ入り。写真が影入りなのは許して。
ゲームジャムは、京都と東京会場で開発したそれぞれのチームにグランプリが与えられています。京都会場のチームは上記の通りTeam-12が受賞、東京会場で開発したチームは、T-Team11のCETUSがゲームジャムグランプリを受賞しました!
今年のBitSummit Game Jamは、アニメーション文化学部から、先ほどのHANAさんと土居みさきさんがBitSummit Game Jam 2023に参加しました。土居さんの参加したTeam-5は、過去を「切り替える」(シフトする)ことで未来の環境問題を解決する「タイム・シフト/Time Shift」というゲームを制作しました。筆者の「お」も会場で遊びたくて前のプレイヤーが終わるのを待っていたのですが、とてもおもしろいらしくなかなかプレイヤーが変わってくれなくて、結局会場では遊べなかったんですよ!
参加したHANAさんも土居さんも、ゲームジャムをとても楽しんでくれたようです。楽しく、多くのことを学んでくれたことが、教員としては何よりうれしいですね!