3年生を対象とする専門科目「グローバル人材論」では、海外経験豊富な外部講師をお招きしてご講義頂いています。
10月10日(月)1限目、国際協力機構(JICA)の岡山デスクで勤務されている北脇藍沙さんが、「国際協力とキャリア」というテーマで講義をしていただきました。
ジャマイカやフランスでの、ご自身の経験を共有いただきました。
いろいろなルートで国際協力、特にボランティア事業への参加がありうる旨、また、ボランティア参加を目指すのであれば、「自分の好きなこと」と「自分のできること」の2つの軸をもとに、応募職種・派遣国を検討してみることの有用性を説明していただきました。
圧巻は、この授業の冒頭、アイスブレークとして、北脇さんのリードで「買い物ゲーム」をしました。自分の使えるお金の額が、カードで示されます。その後、テーブルにある食料品(カード)を限度額まで購入します。カードの裏側に、栄養価などが示してあるので、それをもとに集計します。そして、どれだけの栄養がとれるのか、バランスの良い食事になるのかを評価します。グループ内で結果を共有すると共に、全体でも共有します。お金の多い人はやはり、栄養価が高い食事の買い物ができますが、決して、バランスの良い食事とは限らない。お金が少ない人でも、栄養価が高く、バランスの良い食事になった人もいます。意外な結果に、学生達は驚きつつ、多くの気付きがありました。開発途上国の現実を学びました。ゲームは楽しい。楽しいからこそ、学びがある。ゲームで楽しく、世界の栄養問題を学びました。
この授業では、今後、海外での活動経験のある5人を外部講師としてお招きし、ご講義頂く予定です。臨場感のある講義を通じて、学生たちは自分なりのグローバル人材像を思い描き、キャリアを考えます。