今日は、本学が研究取り組みと関わりがある県が主導しているナルトオレンジのワークショップに行ってきました。
ナルトオレンジを使った商品を作り、ナルトオレンジの認知度をアップし、淡路島にもっと人が来てもらうための取り組みです。
今回はナルトオレンジの名前が統一していくことが決まりました。
初めて聞く人は何が?でしょうが、
ナルトオレンジは色々な名前で呼ばれているからです。
簡単に列挙してみると
・鳴門蜜柑
・鳴門みかん
・鳴門オレンジ
・なるとみかん
・ナルトみかん
・なるとオレンジ
・ナルトオレンジ
これで、ほんの一部です。
単純に、漢字・ひらがな・カタカナを組み合わせた種類あります。
これだけ同じ柑橘を色々な名前で呼ぶことで、「ブランドイメージが作られない=認知度が上がらない」この問題を解消するために、呼び方を統一することが今回の狙いです。
全島を挙げて、盛り上げるのであれば、名前を統一しようと今回ワークショップに参加した関係者(総勢51人)で投票がありました。
結果は、
「淡路島なるとオレンジ」
過半数以上の票を賛同を得て、これに統一していくことが決まりました。
それ以外には淡路島ナルトオレンジ、淡路島なるとみかんがありました。
「なると」=徳島県というイメージが強いので、
最初に「淡路島」をつけて、ひらがなにすることでワンクッション置いて「なると」になりました。
最後には、味や香り、見た目から商品イメージが理解しやすい「オレンジ」をつけています。
また、「なると」と付けたのは、淡路島は元々徳島藩であり、天下無比の鳴門海峡から名前をとったことが由来となっていることなど、
歴史があることを知ってもらうために全会一致で「なると」がついています。
因みに、学名では「naruto」で遺伝情報が登録されています。
それに、遺伝情報を解析した論文では、「kishu」から品種改良されたことがわかっています。
これが理由で昔はみかんと呼ばれていました。
香りは夏みかんと比較した結果、グレープフルーツの香りであるヌートカトンが含まれています。
形は、みかんの扁平よりは、夏みかんやオレンジに多い腰高といわれる球体をしています。
これが色々な名前で呼ばれている理由ですね。
柑橘は多くの品種があるので柚子やカボスみたににみかんやオレンジ以外のしっかり固有の名前があるのですが、
ナルトオレンジは歴史が古く、身近な柑橘であったからこそ色々な呼ばれ方がされているのだと思います。
次回のワークショップは10月31日にあります。
試食会がメインですので、次のレポートはお腹を空かせていると辛いですよ。
文責 K.K.