2021 年 4 月 10 日

全国農業新聞掲載<4月2日号>

皆さん、こんにちは

本学の学生達の取り組みが新聞に掲載されました。
(色々な事情でデータを挙げられずごめんなさい)

掲載された本学の取り組み
・南あわじの農業を自然獣から守るために狩猟活動を行なっています。
・捕獲個体の9割以上が廃棄されている問題を解決するために、食肉利用の研究をしています。

記事に書かれていませんが
学生達は、農作物を守るために畑を囲む防護柵の設置を手伝っています。

これがものすごく、労力と時間がかかる大変な作業です。
さらに高齢社会の南あわじでは、この学生達の取り組みは重要な役割を担っています。


地域の人たちと一緒に、重たい金網を運んで、延々と畑を囲んでいます。

農業を自然獣から守るために取り組んでいる方法が主に以下の2点です。
1)畑を柵で囲む
イノシシやシカが畑に入らないように防護柵の設置をしています。
自然獣からすると、食べたい
農家は、守りたい
この攻防が日々命がけです。
学生たちはその手助けが少しでもできればと様々なお手伝いに取り組んでいます。

2)加害個体を捕獲
それでも被害が出るところでは、箱罠を設置して捕獲しています。

1番目の方法で、農作物を守ることができれば良いのですが、
全ての畑を囲むことは現実的に難しく
柵のメンテナンス、柵の見回りの労力やコストが追いつかないのが現状です。

さらに、最近南あわじの駆除個体が急激に増加しています。
畑や住宅まで自然獣が入り込んでいます。

さらに、さらに、駆除にも大きな問題があります。
捕獲されたイノシシやシカはほとんどが埋却や焼却処分です。

そこで、本学では、
捕獲個体の利活用研究に取り組んでいます。

その一つが、食肉加工です。
カレーやソーセージなどの美味しい加工品にすることで、ジビエの利活用を増やし廃棄を減らそうとしています。

これから、
様々な加工品を開発して、企業と連携商品をどんどん作り出しますので、
地域の農業を守る方法を少しでも考えるきっかけになってもらえれば嬉しいです。

文責K.K.

カテゴリー: ジビエ 学科活動 研究