今年度より取り組んでいるナルトオレンジプロジェクトですが、
今回はコープニュース編集主幹で農林水産省6次産業化プランナーの
田中陽子様より試作品のご提供をいただきました。
田中様とは今年の1月22日に開催された産官学民金マッチングカンファレンスで
初めてお会いし、日本各地の柑橘に精通していらっしゃる田中様にナルトオレンジを
活かす方法を是非ご教授して頂きたくお願いしたところ、心よく引き受けて下さい
ました。本当に色々な加工品を試して下さったのですが、その中から送っていただいた
2点をご紹介します。
<ナルトオレンジを使ったフレーバーソルト>
ナルトオレンジの果皮を乾燥させたパウダーと天日塩(早崎塩)を合わせた
フレーバーソルトです。はじめ、このまま試食をしてもあまり香りがせず、
「?」と思っていたのですが、知り合いの料理人に試食してもらったところ
「鶏肉と合わせたい!」と言われてその場でぱぱっとチキンをソテーして
下さり、ソルトをかけて食べると凝縮された香りが一気に「ぶわっ!!」と
口の中で広がり、椅子から転げ落ちそうになりました。ナルトの香りは
十分認識しているつもりだったのですが、こんなに香りが強かったのかと
改めて実感させられました。
<ナルトオレンジチェッロ>
イタリアでは食後酒として好まれるレモンチェッロをナルトオレンジで
作っていただきました。ナルトオレンジの風味がお酒に良く移っていて、
とても香り高いリキュールに仕上がっていました。非常に素晴らしい
出来だったので、知り合いの「ナルトオレンジのプロ」達に試飲して
もらったところ、「是非商品化して欲しい」との強い要望を受けました。
本当はもっと色んな加工品を試作してくださっていたのですが、いずれも
私たちの発想では思いもよらないものばかりで、本当にいい勉強になりました。
今回教えていただいたノウハウを吸収し、地元と連携して一つでも多くの
商品を送り出してナルトオレンジの認知度拡大に努めていきたいと思います。
田中様にはこの場をお借りして厚く御礼申し上げます。
吉川貴徳