15日の実習は淡路島牧場の見学に行きました。
かつて、「花とミルクとオレンジの島」と呼ばれていた
淡路島では古くから酪農が盛んで、日本の中でもかなり
早い時期にホルスタインを導入しました。そのおかげで
淡路島牛乳というブランドを確立し、また牛の出した
堆肥のおかげで土地が豊かになり、現在の農業基盤を
作ったと言っても過言ではありません。
そんな淡路島の酪農を支える淡路島牧場の見学を
させていただきました。
牧場の倉庫はとにかく広い!
私たちが見学させていただいている間も、地元の酪農家さんが
ひっきりなしに飼料や資材を買いに来られていました。
牧場の倉庫の中には乳牛の飼料が山積みになっています。
それらは全て用途や役割が異なっていて、酪農家さんの
目的に応じて色々な提案ができるように工夫されている
お話などはとても興味深かったです。
続いては牛の乳搾り体験です。
ほとんどの学生が搾乳は初めてだったので、指導員の
方の説明を受けて恐る恐るの乳搾りでしたが、勢い良く
出る牛乳に興味津々でした。最盛期では牛一頭から
一日60Lもの牛乳を絞ることができるそうです!
牛さんスゴイ∑( ̄Д ̄;)
乳搾りの後は講義室で淡路島酪農の現状についてお話を
伺いました。輸入飼料の価格の高騰で酪農家さんの経営が
逼迫していること、かつて3000軒以上あった酪農家が
現在では200軒以下に減少していることなど、非常に厳しい
状況を伺うことができました。確かに、家畜の飼料は
ほぼ100%輸入飼料に依存しているので、国内自給率は
0%に近い状況です。こういうお話を伺うにつれ、日本の
食糧事情は大丈夫なのかなぁと考えてしまいます。
最後はやっぱりこれですよね〜!
淡路島牧場に行ったら絶対食べずに帰れない
淡路島牛乳のソフトクリームです!!
とっても濃厚な牛乳の旨みを感じられる一品
なので、もし淡路島牧場へ行くことがあったら
皆様是非ご賞味ください!
大変お世話になりました関係者各位の皆様に
この場をお借りしてお礼申し上げます。
吉川貴徳