2017 年 6 月 22 日

6月15日 フィールド実習

15日の実習は淡路島牧場の見学に行きました。

かつて、「花とミルクとオレンジの島」と呼ばれていた

淡路島では古くから酪農が盛んで、日本の中でもかなり

早い時期にホルスタインを導入しました。そのおかげで

淡路島牛乳というブランドを確立し、また牛の出した

堆肥のおかげで土地が豊かになり、現在の農業基盤を

作ったと言っても過言ではありません。

そんな淡路島の酪農を支える淡路島牧場の見学を

させていただきました。

 

牧場の倉庫はとにかく広い!

私たちが見学させていただいている間も、地元の酪農家さんが

ひっきりなしに飼料や資材を買いに来られていました。

 

牧場の倉庫の中には乳牛の飼料が山積みになっています。

それらは全て用途や役割が異なっていて、酪農家さんの

目的に応じて色々な提案ができるように工夫されている

お話などはとても興味深かったです。

 

続いては牛の乳搾り体験です。

ほとんどの学生が搾乳は初めてだったので、指導員の

方の説明を受けて恐る恐るの乳搾りでしたが、勢い良く

出る牛乳に興味津々でした。最盛期では牛一頭から

一日60Lもの牛乳を絞ることができるそうです!

牛さんスゴイ∑( ̄Д ̄;)

 

乳搾りの後は講義室で淡路島酪農の現状についてお話を

伺いました。輸入飼料の価格の高騰で酪農家さんの経営が

逼迫していること、かつて3000軒以上あった酪農家が

現在では200軒以下に減少していることなど、非常に厳しい

状況を伺うことができました。確かに、家畜の飼料は

ほぼ100%輸入飼料に依存しているので、国内自給率は

0%に近い状況です。こういうお話を伺うにつれ、日本の

食糧事情は大丈夫なのかなぁと考えてしまいます。

 

最後はやっぱりこれですよね〜!

淡路島牧場に行ったら絶対食べずに帰れない

淡路島牛乳のソフトクリームです!!

とっても濃厚な牛乳の旨みを感じられる一品

なので、もし淡路島牧場へ行くことがあったら

皆様是非ご賞味ください!

 

大変お世話になりました関係者各位の皆様に

この場をお借りしてお礼申し上げます。

 

吉川貴徳

カテゴリー: 実習