2018 年 11 月 14 日

慰霊祭

本学では、農業被害を減らすために、害獣となるイノシシやシカを、地元農家の使われていない・使うことができない畑に檻をを設置して、捕獲しています。
さらに、農業被害と合わせて問題になっているのが、捕獲した野生獣の山間部への放棄です。環境被害と害獣の誘引につながるので、大きな問題です。捕獲頭数の9割方が放棄されているとも言われています。県や市の行政が、捕獲したイノシシとシカには補助金を出してはいますが、廃棄するのにも費用がかかります。また、猟師の高齢化が進み、山奥から百数キロの個体を持って下山するのは困難です。

そこで、本学は⑴農業被害削減と⑵捕獲獣の利活用を目標に研究に取り組んでいます。

本日は、研究取り組みで失われた自然獣の慰霊を目的に開催されました。



獣害対策に取り組んでいる学生の研究目的と活動内容の発表です。発表者は3年生の狩猟部の部長です。一年前は敬語も使えなかったのですが、上手に発表してました。

 

最後に、全員で黙祷を行いました。

 


慰霊祭が終わった後は、狩猟部の食品加工部門が開発したレシピの数々をみんなで美味しく食べました。いずれも、鹿肉を使った料理です。ソーセージが美味しかったですし、肉団子はプリプリしてました。どれも、ジビエの香りがするので、好みがでるかと思いましたが参加した学生は皆んなぺろっと食べていました。
もはや、うちの大学はジビエ一色です。

明日から、狩猟期間が解禁します。怪我のないように願うばかりです。
文責K.K.