吉備国際大学保健福祉研究所

お問い合わせ サイトマップ
      トップページ  

プロジェクト紹介

当研究所について プロジェクト紹介 施設概要 スタッフ紹介 関連リンク集
トップページ > プロジェクト紹介 > 健康寿命を延伸するリハビリテーション先端科学研究 > プロジェクト2(臨床研究)
プロジェクト2(臨床研究)

健康増進と障害予防のためのバイオメカニクス・臨床研究


研究報告
研究計画
河村 顕治
河村 顕治
研究期間:平成19年度〜平成23年度
研究代表者:河村 顕治(保健科学研究科 教授)
研究者数:12名

研究分野

生物・医歯系:保健科学  総合領域:人間医工学(リハビリテーション科学・福祉工学)

研究テーマ

  1. 3次元動作解析データに基づく筋張力シミュレーション解析による運動器障害の研究(河村顕治、加藤茂幸)
  2. 有限要素法を用いたスポーツ外傷の受傷メカニズムの同定システム(加藤茂幸、河村顕治、G. Li)
  3. 等運動性閉運動連鎖型訓練機の運動器障害への臨床応用(河村顕治)
  4. 荷重立位周期的動揺刺激と筋電気刺激による筋力維持・廃用防止法の研究(河村顕治)
  5. 歩行時の筋の「質」と動きの「なめらかさ」を定量化する簡易型評価システムの開発(加藤 浩)
    高齢者の筋の質的機能向上を目的とした汎用型人工知能搭載型の多関節運動連鎖系筋力トレーニングロボットの開発(加藤 浩)
  6. 青少年スポーツ競技者の外傷予防のための運動プログラムの開発(加藤茂幸)
  7. 関節音による関節障害の診断(川上照彦)
  8. 地域高齢者における生活空間の拡大に向けた支援の方法論に関する研究(齋藤圭介、原田和宏、佐藤三矢、小幡太志)
  9. 虚弱高齢者に対する疲労現象に着目した活動性低下予防マネジメントの検討(原田和宏、齋藤圭介、佐藤三矢、小幡太志)
  10. 重症心身障害児・者における嚥下時の口腔運動パターンの解析ー表面筋電図・呼吸軌跡・喉頭運動を用いてー(横井)

研究内容

 これまで生活習慣病対策と比較して対策が遅れていた運動器疾患に注目して、筋力が衰え骨関節に障害を抱える高齢者においても安全性と有効性が認められつつある Closed Kinetic Chain (閉運動連鎖)の理論をさらに探求し、これを臨床応用するために新たな評価法・運動療法やリハビリテーション機器を開発する。Closed Kinetic Chain とは荷重位での下肢全体の協調性ある運動のことで、歩行やイスからの立ち上がりなど人にとって自然な運動がすべて含まれる。これらの本来人が持つ生理的なメカニズムを研究しそれを応用することで安全で効率的なリハビリテーションの方法を見いだす。



 現時点では臨床研究においてClosed Kinetic Chainの理論を変形性膝関節症患者に応用した入浴エクササイズを提案し、さらにClosed Kinetic Chainでの評価訓練器を開発している(上図)。さらに電気刺激などの物理刺激の併用による運動効果を高める方策を研究していくが(下図:荷重立位周期的水平揺動刺激と筋電気刺激による筋力維持・廃用防止法)、その理論的根拠をプロジェクト1(基礎研究)の成果に求める。研究手法としては平成18年度整備のリアルタイム3次元動作解析システムを活用した3次元動作解析、筋電図、関節音計測さらにコンピューターシミュレーションなどの手法を用いる。
  このようなバイオメカニクス研究の成果を基に、青少年に対してスポーツ時の外傷予防のためのプログラム指導を行い、地域高齢者には健康教室を開催して栄養・運動指導を行い理論の検証を行う。

健康指導の取り組み

ページの先頭へ

 
プライバシーポリシー
吉備国際大学 保健福祉事務所