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ここでは興味、経験、感じることすべてが成長のきっかけ。
“私らしい可能性”…それは、先生や仲間と一緒だから見つけられたもの。
外国語学部の先生と学生の関係は、まるで家族に接しているかのよう。
学ぶ楽しさや遊ぶ喜び、時には悩みも相談できる、頼もしい人生の先輩です。
夢や目標は、人それぞれ違うもの。
仲間同士が自由に意見を交わし、一緒に成長できる。
私の未来も楽しみになってきた。
国際交流の一環として、アメリカなど海外協定校の学生が吉備国際大学を定期的に訪問しています。外国語学部の学生たちは、おりがみなどの日本文化を伝えたり、ウェルカムパーティーでおもてなし。英語のコミュニケーションを実践する、貴重な機会がたくさんあります。
おりがみの折り方を教えるのは外国語学部の学生たち。
初めての体験にドキドキ!
可能性のタネは、あなたの中に。「何をしたらいいのかわからない」?それは、あなたの可能性にあなた自身が気づいていないだけ。”興味”を見つけた瞬間に、可能性の芽は育ち始め、やがて美しい花を咲かせることでしょう。不可能なんて決めつけないで、たくさん失敗して、たくさん笑って。あなたの未来を、あなた自身の手で拓きましょう。
4名のネイティブスピーカーの外国人教員による授業。オーラルコミュニケーションを重視し、実践的な会話力を磨くプログラムです。
諸外国の文化を学ぶとともに、宗教観によるものの考え方・感じ方を理解し、円滑なコミュニケーションにつなげます。
普段、何気なく使っている日本語がどのように生まれ、これまで変化してきたのかを知り、同時に日本人特有の価値観や考え方を学びます。
茶の湯や華道など、伝統的な日本の文化や芸術をなりたちから学びます。
文化に込められた精神性を理解することで日本人としてのアイデンティティを高めます。
会社経営者や政治家、国際機関勤務者、文化人などを招き、講師として自身の半生を紹介いただくとともに、物事に対する取り組み方・考え方を学生たちに伝える授業です。
英語の授業は、1クラス15人程度で丁寧に行われます。授業中は、質問や質問に対する回答もすべて英語。たくさん失敗することが大切です。積極的に考え、話そうとする姿勢が何よりも大切です。また、クリスマスやハロウィンなど、英語によるコミュニケーション力が、楽しく自然に身につくイベントを外国人教員の主催で開催しています。
ネイティブの先生と気軽に、じっくりと会話できるから会話力が伸びる
留学したのは冬。 一面雪景色で極寒!でした |
様々な国の友人ができたことで、国際問題も身近に感じられるように |
留学先では、イタリアやスペインなどのヨーロッパをはじめトルコ、韓国まで、たくさんの国の留学生と出会いました。リトアニアの公用語はリトアニア語なので、現地の人も留学生も英語は”第二言語”。それぞれの国の訛りに慣れるのが少し大変でしたが、解らないと思ったことはその場で聞くことを心がけました。そうすると、難しい言い回しも、理解し易い言葉に置き換えてくれる。言葉を完璧に話すことよりも、コミュニケーションの重要性を感じました。留学で学んだことは”無関心にならないこと”ですね。外国の人に敬意を払う第一歩は、その人自身や国のことに関心をもって、”知りたい”という積極的な姿勢を見せることだと思います。
憧れのチマチョゴリ!どれも可愛くてテンション上がりました | 韓国は美味しい食べ物がいっぱい!ドラマでよく見る”おでん”も! |
語学への興味のきっかけはK-POP。歌の意味を知りたい、雰囲気を掴みたいと思って独学で韓国語を学び始めました。外国語学部の一番の魅力は、学生全員が留学できること。留学先も自分の行きたいところに行けるから、迷いなく韓国を選びました。現地では、学校の授業では英語で話しますが、それ以外はすべて韓国語。英語と韓国語、両方を実践できるので毎日がとても充実していました。留学を通して、今まで見えなかった日本のいいところが見えるようになり、視野が広がったことも大きな収穫でした。
留学先のクラスでの記念写真。友達もたくさんできました | クリスマスパーティーでは、遊びを通じて近隣の子どもとふれあいました |
留学は第一言語が英語の国へ、と考えていました。大学でアメリカ英語を主に学んでいたこともあり、アメリカへの留学を決意。留学先では、おりがみの折り方を披露したり、現地で日本語を学んでいる学生に対して文化や芸術など、私が知っている日本の知識を伝えたりと、様々な人と交流することができました。帰国後は、周りの人から”前よりもずっと積極的になったね”と言われます。自分ではあまり自覚がありませんが、そういった反応があると嬉しいような、なんだかこそばゆい気持ちになりますね。
留学先では語学力を磨くことも大切ですが、それ以上に”積極性”と”自己管理力”を身につけてほしいと考えています。セルフマネジメントとは、自分で考えて計画を立て、自分の能力や時間をコントロールすること。目的意識を持ち、計画を実行するためにチャレンジする勇気を育てることも大切です。これらの力は、生きるための力。帰国後も必ず役立つと思いますよ。
畝 伊智朗 教授
国際協力機関JICAで35年間勤務。インフラ整備や災害復旧の後方支援など豊富な海外経験から、留学を控えた学生に事前の準備やリスクマネジメントの大切さを伝えています。
今でも仲良しの中国人、韓国人留学生の友達。仲良くなったきっかけは「お米」でした | 留学先には様々な国から来た学生がいっぱい。習慣や食べ物の違いなど、驚きと発見の連続でした |
留学先で知り合った、ある中国人留学生は日本のことが大嫌い。最初は、あまりお話することもできませんでした。でも、中国や韓国、そして日本は食習慣や生活様式も近い「ご近所さん」。少しずつお話をして、交流を深めていきました。そうして過ごす中、彼女が私に手紙を書いてくれたのです。「これまで文献だけを読んで、日本を嫌いになっていた。日本のことなんて知りたくないと思っていたけど、あなたと会って考え方が変わったよ」って書いてあったことが、とても印象的でした。歴史とか政治とか、そんなことはどうでもよくて、一人の人として対話することで、お互いにわかり合えるんだって言ってくれたことが嬉しかったです。彼女を含め、留学先でできた各国の友人とは今でも交流が続いています。みんな、英語に対する姿勢もハングリーで「私も、もっとがんばらなきゃ」という気持ちになりました。帰国後はよりスピーキングを重視した「IELTS」受験をめざし、勉強に取り組んでいます。ゆくゆくは、英語以外の言語も日常会話程度はこなせるようになりたい。せっかく外国語学部で学んでいるのに、英語だけっていうのも、もったいないですよね。
吉備国際大学の留学は「パッケージツアー」ではありません。現地での出会いとコミュニケーション、そして“英語漬け”の環境で過ごすことを目的に、一つの留学先に対し、1人か2人程度の少人数で留学します。帰国後、留学の成果を発表する場が「留学発表会」。学生たちは「日本人がいない環境」でどう過ごし、何を感じたかを振り返り、まとめ、発表することで自身の成長を実感します。こうした発表を聞くことで、既に留学を経験した学生は、仲間の成長に刺激を受け、留学を控えた下級生たちは、自身のしるべとして学んでいきます。
自身の成長を実感することで意欲も一層高まります
インターンシップ先の生徒は、学生から社会人まで様々。熱心に語学修得に取り組む様子に刺激を受けました | 言語によって異なる「母音」。ベトナムの人にとっての苦手な発音に気づけたことで、どのように教えたらいいかを考えることができました |
インターンシップ先は、ベトナムの日本語学校。授業では先生の補助として、発音を中心に、漢字の読み書きも教えていました。生徒は高校生から社会人と年齢も幅広く、様々な人と関わることができます。生徒からの質問をはじめ、僕から彼らに何かを教えたりといった、授業中のコミュニケーションを通して「自分から話していく姿勢」が身につきました。海外へ行ったのは今回が初めてで不安もありましたが、体当たりのコミュニケーションを繰り返すうち、ベトナムの人と話すことが楽しくなりました。これらの経験や、学内の先生方とのコミュニケーションを通して、特にリスニングスキルが上がっているのを実感しています。また、文法に対する意識も大分変わりました。前よりも、ずっと英語を楽しめるようになったんですよ。
海外インターンシップでは重要な仕事を担当することもあり、とてもやりがいがありました | 畝教授のゼミに所属。先生の経験談を聞くことはとても楽しく、用事が無い時も研究室に入り浸っています |
留学先はドイツ。日々の授業に加え、ドイツの人々は英語がとても堪能で、英語を使う力が鍛えられた半年間でした。もっとたくさんの国を見てみたいと考え、まだ行ったことがなかったアジアの国でのインターンシップを決意。2月からの春休みを活用し、ベトナムのダナン市外務局での6週間のインターンシップに参加しました。吉備国際大学は提携先の大学や施設が多く、海外で学ぶ機会も豊富なので、学生のうちにできるだけたくさんの経験を積みたいと考えてチャレンジしました。外務局では、近々開催されるAPEC首脳会議の準備に向けた資料収集やニューズレターの発信、人民委員長と海外の大使との公式会談に参加したりと、貴重な経験を積むことができました。行き詰った時、何度も畝先生と連絡をとって相談できたことも心強かったです。
2分間の砂時計は、授業のプレゼンテーションで使用。名前入りのマグカップは学生からプレゼントされた大切な宝物です |
英語はコミュニケーションが大切。たとえ文法が不十分であっても、コミュニケーションができればいいと私は考えています。そのためには実践を繰り返すこと。質より量で、たくさん話すことで文法は自然に整ってきます。いっぱい書く、そしていっぱい喋ること。高校までの英語学習と大きく違うと驚くかもしれませんが、まずはやってみることです。間違ったとしても気にすることはありません。方法はいつも一つではないですし、試行錯誤しながらも「今」のベストを発揮することは素晴らしいこと。その積み重ねが自信につながっていきますよ。
学生自身が選んだテーマについて、英語で短時間のプレゼンテーションを行ったり、文学・映画といった作品にふれ、英語の“流れ”を理解する授業など、様々な方法を用いて英語を聞き、話す力を伸ばします。プレゼンテーションで必要なのは、大きな声とアイコンタクト。「名詞と動詞」といった短い文章であっても、その時にできる範囲で堂々と、聴衆とコミュニケーションを取りながら行うことが大切です。
教科書とは別に用いる教材はウォーナー先生のアイデアによるもの。授業のテーマや学生のレベルに応じて選んでいます |
学生の英語レベルは実に様々です。どんどん上達していく子もいれば、なかなか上達できない子もいる。そうした一人ひとりに合わせた教材を選び、柔軟な授業を行っています。私の哲学は、学生に対して自分ができる限りの支援を行うということ。決して子ども扱いをせず、一人の「人」として接し、様々なアプローチで学生のやる気を引き出すことを心がけています。また、授業以外では留学先のアドバイスや相談にも力を注ぎ、それぞれの国の文化や気候といった基本情報、英語レベルに応じた留学先の大学など、学生にとって必要な情報の提供にも努めています。
授業の大きな目的は「実践的な英語を身につけること」。教科書はありますが、その時々のテーマに応じて先生のアイデアを活かしたプリントや冊子などの教材を導入しています。ウォーナー先生が一番大切にしているのは、学生が自分の考えを英語で表現するということ。自分の言いたいことを伝えたり、相手が言っていることを理解するためには語彙を増やすことが大切と考え、実践を重視した授業を展開しています。
冬には、学生たちとウィンタースポーツに出かけます。先生自身の趣味を活かしたイベントは学生たちにも大好評! | 学生の協力を得てイベントを運営。まず何がしたいかを聞き、こちらの要望を伝えるコミュニケーションも大切にしています |
学生一人ひとりに個性があるように、語学を修得するにも得意不得意があります。彼らの強みを伸ばし、苦手なものは底上げするために、様々なアプローチで授業を行っています。心がけていることは「親が我が子を見守るように背中を押し、送り出す関係」。単に英語を教えるだけではなく、未来へ羽ばたく学生たちに対し、私自身の経験も踏まえながら社会のことや人生について相談に乗り、彼らが社会人になった時に役立つ情報を伝えたいと考えています。“あの時、先生はこういうことを教えてくれたな”と思い出してもらえたらいいですね。
音楽や動画、あるいは海外のWebサイトを閲覧するなど、教科書以外の教材を用いることも多いガルシア先生の授業。大切なのは「学生たちを退屈させないこと」。常にバラエティに富んだ授業になるよう心がけています。また、授業外でハイキングやスノーボード、あるいはハロウィンといったイベントを企画し、学生たちと楽しむこともあります。海外のイベントを体感することで文化を理解することも目的のひとつです。
現在も一年に一度コンゴへ行き、開発地域の定点調査を行っています。年々豊かになっていく様子には驚きます、と畝教授 | 時には自らの実体験を交え、海外での行動の仕方や判断基準など、具体的な指導を行っています |
単に語学を学ぶだけでは、その国のことを理解することはできません。まず大切なのは「日本」を知ること。日本文化や歴史、哲学、経済をしっかり理解した上で外国語、そしてその国の文化を学ぶ。なぜかと言うと、「A」と「B」という二つを比較するときに、Aのことを知らないとBの本当の良さを理解することはできないからです。日本人として日本を知ることは、本当の意味での基礎。その基礎があってこそ、語学や、留学といった海外経験が活きてくるのです。単に「外国かぶれ」ではいけません。学生たちには岡山と世界をつなぐ存在になってほしいですね。
留学を控えた学生たちは、半年以上の時間をかけて徹底した準備を行います。この準備プログラムを担当するのが畝教授。豊富な海外経験をもとに、事前準備やリスクマネジメントの重要性を伝えています。留学において、畝教授が特に重視するのは“積極性”と“自己管理力”を身につけること。「自ら考えて計画を立て、自分の能力や時間をコントロールする力。そして目的意識をもち、計画を実行するために挑戦する勇気を育ててほしい」と言います。これらの力は「生きるための力」。帰国後も、卒業後も、必ず役に立つと畝教授は考えています。
留学期間は6週間~半年。長いようで、あっという間に過ぎてしまいます。外国語学部では留学の事前準備に半年もの時間をかけ、学生一人ひとりが自身の計画をじっくり吟味します。「何を目的とした留学なのか」を明確にし、留学先の情報収集をはじめ、事件・事故を未然に防ぐためのリスクマネジメントまで学びます。
海外で英語を使って活動することも単位として認められます。学園が安全と効果を確認したアメリカ、ドイツ、中国などの海外企業や団体から希望先を選び、インターンシップやボランティア、フィールドワークを経験し、コミュニケーション力と行動力を磨きましょう。