11月18日金曜日、4年生が大学にいたので写真を撮らせてもらいました。
4年生は、9月から在宅看護実習、地域看護実習のため、
しばらく大学で会うことはありませんでした。

実習が終わったグループが、
実習のまとめを行うため資料を作成していました。

やはり、1・2年生と比べると落ち着きがあります。
10時集合と聞きましたが、遅れている学生がいて、
10時30分近くになっても現れないと話してくれました。
実習はどうでしたか。
まとめが終わると、いよいよ国家試験に向けて
本格的な学習が始まりますね。
【通りすがりの教員】
看護学科の授業は演習が多いのが特徴です。
11月16日水曜日は1年生が排泄援助技術について演習しました。
具体的な演習項目は一時的導尿です。
尿道から膀胱内に無菌的にカテーテルを挿入し、尿を排出させる技術です。
羞恥心に十分配慮をしながら、感染予防のため無菌操作が重要な技術です。
演習ではモデル人形を使用しています。
11月中旬の演習は寒くなってきているため、
実習衣の上にカーディガンを着用している学生が増えてきました。


写真は演習前に準備している様子です。
【基礎看護学担当教員】
今年度も産業看護実習が無事終了した。
今年は41名を4回に分けて各1日ずつ行った。
実習先は例年と同じだが、今年は会社の組織変更があって、
「三菱重工業(株)三原製作所」と名称が変わった。
といっても、その昔、私が非常勤産業医をしていたころも
この名称だったので、ある意味懐かしい。
また、鋳造部門が広島製作所と統合されたとのことで、
学生に最もインパクトがあった「鋳込み作業」等が、
今年から見学できなくなったのは残念だった。
そのかわり、電車のブレーキ製造工場を見学できた。
ブレーキ装置は電車の床下にあるので、我々の目に触れることはまずないが、
安全運行上、極めて重要な物であることはいうまでもない。
国内シェアの過半数を占め、取引先は、JR各社はもちろん、
全国の鉄道会社に及んでいるとのことだった。
私がこの工場を見るのは、産業医をしていたとき以来だから、二十数年ぶりだろうか。
内部は、当時とはレイアウトも変わり、新しい設備が導入されるなどして、
作業環境もかなり改善されていた。電車の警笛も製造していて、
そのテストの音を聞けたグループもあった。
すぐそばだと110dB(A)くらいあるそうで、文字通り、「騒音」であった。
有害業務としては、塗装や研磨作業を見学でき、局所排気装置の稼働状態も見ることができた。
その後、PBB(旅客搭乗橋)製造工場で、溶接作業等を見学した。
紫外線を含む強烈な光や溶接ヒュームの発生状況、
その後の振動工具の使用状況などを見学できた。
学生たちは、その時の作業者の全身を覆う保護具や保護衣の状態にも驚いたようで、
夏季の暑さは容易に想像できる。
熱中症対策を含めて、有害業務対策の重要性を学ぶことが出来た。
昼食後、玄関ホールにある展示室を見学した。
その時の写真がこれである。
通りがかりにシャッターを押して下さった社員の方、ありがとうございました。

午後は、まず車両組み立て工場を見学した。ちょうど、
千葉モノレール向けの新型車両を製造中であった。
その車両の写真はホームページで見ることができる。
なかなかカッコよく、千葉に行ったら乗ってみたいものだ。
また、JR東海向けの新幹線用保守車両も製造中であった。
こんな車両に我々が乗ることはないので、
すぐそばで見られるのは、貴重な経験かもしれない。
次いで、新聞輪転機の工場に行ったが、組み立て中の輪転機がなく、
4階建てのビルほどもある威容をみることができなかった。
最後の日には、ユニットの組み立てが始まっていたので、
もう少し後から行けば、完成した、あるいは完成間近の
輪転機が見られたと思うと、ちょっと残念。
今年は、例年よりも早めに実習が終了したということもあるのだが、
4回とも暖かく、工場内を歩き回ると(万歩計の実測で8千歩前後)、汗をかいてしまった。
その後、さまざまな特殊健診の検査を体験。
今年は、例年より暖かかったので、指尖の皮膚温(振動障害診断のための検査の一つ)なども
高めだったように思う。肺機能検査には、例年通り苦戦したようで、
正しい「努力性呼出」ができず、「異常」となる者が散見された。
今年も、安全衛生グループの方々には大変お世話になった。
また、振動工具を一式揃えて、供覧できるように準備してくれるなど、
協力していただいた現場の方々にも感謝したい。
ちなみに、安全衛生の責任者は、関連学園の出身で,
加計勉名誉理事長の思い出話まで飛び出して、一気に身近に感じた。
担当教員 尾瀬
11月11日と15日は血圧測定の実技再試験を行いました。
実習等のため学内に残っている教員の人数が少なく
再試験も2日に分けて実施することとなりました。
最近の病院では自動血圧計で測定することも多いのですが、
いざという時、看護師なのに血圧が測れないというわけにはいきません。
学生のうちにしっかり練習してほしい
理解できていても、実施できないと・・・
と、思いながら試験しています。
習うより慣れろ、です。


写真は再試験約5分前です。
【基礎看護学担当教員】
看護学科の授業は、演習が多いのが特徴ですが、
グループワーク(グループディスカッション)もよく行います。
グループワークでは、メンバー全員がそれぞれ意見を出し合うことで
より深い考察・理解が可能になります。
コミュニケーションの学習にもつながります。


写真は、看護方法論(1年生)のグループワーク開始直後です。
授業風景を撮りたいと声をかけると快く応じてくれ、笑顔でパチリです。(左)
真面目に話しあっている姿も写真(右)に撮りました。
1年生はアセスメントカテゴリーについて考えています。
【基礎看護学担当教員】
11月7日、8日、1年生は血圧測定の実技試験を実施します。
(ブログ更新されるときは、「実施しました」かもしれません。)
いつも、11月中旬ですが、
今年は伊賀祭(学祭)の直後になってしまいました。
しっかり練習できたのでしょうか?
結果は・・・・・・・・
写真は、7日午前中の試験準備前の基礎看護実習室です。
10月30日の演習風景とあわせて見ていただくと、
本学の基礎看護実習室の感じがわかっていただけると思います。
【基礎看護学担当】

みなさんこんにちは。
今回は、成人看護実習を終えた学生達にインタビューしてみたいと思います。
さて、成人看護実習を終えたみなさんは、どんな心境なのでしょう。
さっそく、聞いてみたいと思います。
Q.実習によって成長できたことはなんですか?
「自分が今までのなかで勉強できていないところが見えました。
また私が勉強をするために多くの人が協力してくださり、
自分の自己満足だけのための勉強をしてはだめだと気づきました。
今回の実習で自分に足りないことなど気づきました。
それを改善していく事ができて実習前よりも自分は成長できたと思います。」
(実習によって、自分の課題が見えてきたわけですね!)
Q.一人で実習するのではなくグループメンバーとともに実習でしてどうでしたか?
「仲間とともに成長するということ。自分一人ではわからない事がたくさんある。
それを自分だけで解決しようとするのでなく仲間にわからない事を聞いたり、
また自分がわかる事を教える事で、自分や皆が勉強できます。
そして仲間といると辛い時には励ましてくれ、
時には叱ってくれたりしてお互いに成長できると思います。」
(仲間って大事ですね。メンバーがいてみんなで実習したからこそ
成長できたことがあったんですね。)
Q.これから成人看護実習をむかえるみんなにメッセージをお願いします。
「実習をするなかでたくさんの壁にぶつかると思う。
でもそれをのり越えるときっと楽しいなあ、
あのとき頑張って良かったと思うからこれからも頑張ろう!」
(辛いこともあったけど頑張って良かったと思ったんですね。)
Q.これから実習にいく1・2年生へもメッセージをお願いします。
「今のうちから勉強をして行くと実習で理解がより深まり
分からなかったことも見えて充実した実習になると思います。
そのため息抜きをしつつ勉強を頑張ってください。」
(そうらしいですよ!!1・2年生のみなさん!今からファイト!!♪)
Q.看護の魅力について教えてください。
「看護をするとたくさんの人との関わりができました。
そのなかでいろいろな人々と話しをすることは、
勉強になり、新しい気づきがあります。
たくさんの人と出会え、話しができることは
看護の魅力だと思います。」・・・・・・・“りっくん”さん
(学校の勉強以外にもたくさんの学びがあったのですね。)
Q.成人看護実習Ⅰ(急性期)とⅡ(慢性期)を終えて、
感じている事をなんでも教えてください!
「実習では患者さんとの関わりやケア・記録など思うようにできず、
挫折感を感じる場面もたくさんありました。
しかし、なぜ?どうして?と疑問を追求することで、
授業中や教科書で学んだ知識が患者さんの状態と上手くつながって
理解できた時はとても嬉しかったです。
これからも患者さんのことを心身ともに理解し看護していけるように、
しっかり勉強していきたいです。
実習のグループメンバーは、ときに励まし合える良き友達、
ときに厳しい意見も言い合える良きライバルです。
これからも助け合って全員で成長していきます。
そして、私たちの実習を支えてくれている患者さん、病院のスタッフの方々、
大学の先生、家族その他、すべての人たちに対する感謝の気持ちも忘れずにいたいです。」
(そうですか!これまで学校で勉強してきた事を
活かすことができたんですね。実習ならではの学びですね。)
Q.これまでの臨地実習を終えて思ったことや、感じたこと何ですか?
「看護の道を選んでよかったということです!大変なことや
辛いこともあるけどそれだけではありません。
患者さんと関わっていくなかで、患者さんの疾患や状況を理解し新しい学びや疑問、
疑問の解決による新たな学びなど自分自身の日々の成長がとても嬉しいです!
そしてなりより、患者さんからの『ありがとう』は実習をする上でとても大きな原動力となります。
日々の生活の何気ない会話で『ありがとう』と感謝の気持ちを伝えられるけど、
実習を通して『ありがとう』の言葉の魅力や素晴らしさを心から実感することができます。
あと、実習を乗り越える上で仲間の存在は必要不可欠!!
絶対と言っていいほど一人では乗り越えられません。
辛いことや悲しいことがあったとき心の支えとなってくれます。
反対に支える立場でもあります。学生だから分からないことや失敗はあって当たり前!!
これは成長していく過程の一つです。失敗を悔やむだけで終わらせ、
分からないことを考えてはみるけど曖昧な状態にしてしまうのはもったいない!!
これこそ本当の失敗だと思います。今回の実習で実感しました。
失敗や考えても分からないことを恥じる必要はないです。
学生、先生、看護師さんにどんどん質問しましょう。
分かったときの嬉しさは大きいですよ!また仲間と情報、
考えを共有することはとても大切です。広い視野でみることができ
目覚ましい成長で知識も何倍にもなります。
同じ道を選んだ仲間を大切にしてください。
最後に看護の魅力は、患者さんに限らず多くの人との出会いです!!
学生や教諭も含めて自分と合う人合わない人いろんな人がいると思います。
でも出会えたことに何か意味があり、関わりかた一つで相手との関係が変わると思います!
その人との出会で自分の人生や考え方が変わることもあります。
出会いは人生において掛け替えのない財産だと思います。
看護にはそんな魅力がいっぱい詰まっています!!!
勉強、実習で躓いたときは冷静になって自分がなぜこの道を選んだのか、
今できることは何かを考えてください。焦る必要はないです。
考える前に諦めてしまったら、乗り越えた後の『この道を選んでよかった』という
気持ちを感じることなく終わってしまうかもしれません。
私自身、この道を選んで正解だったのか、向いてなかったらどうしようなど
考えることがあるけど今までやってこれたし、辛いこともあるけどやっぱり楽しいです!!
「看護の道を選んでやっぱり正解だった」と心から思えるように
みんなで頑張っていきましょう!」・・・・・・・・・Oさん
(熱いメッセージをありがとう!いろんな意味でたくさん成長できたのですね。
ぜひ今後も続けて、さらに成長してくださいね。みなさんに期待しています!)
Q.各論実習もが始まって約2カ月経過しましたが、
これまでの実習を振り返って今の気持ちを教えてください!
「最近、慢性と急性の実習が終了しました。私たちのグループは、
各論実習は成人実習からのスタートでした。
実習の1週目は疾患を知ったり、患者さんを知ったりで、
緊張もするし慣れるのが大変でした。でもそれを乗り越えたら、
実習って楽しい!看護するってこんな感じなんだっ!と思うことができ、
さらに将来の夢に対して強い気持ちを持つことができました。
また実習が始まったころには、自分に甘かったし、将来看護師になる者としての自覚、
実習中であるという意識が低かったのですが、成人実習を終わって今、
実習始まった頃との気持ち、気分が全然違います。
私の生活や行動一つ一つを見直して、また、グループの子や仲間、
家族などたくさんの人に支えられて、実習に対する気持ちや看護について、
意識を変えることができました。私が成長できたのは、
毎日一緒に頑張っているグループの子、別の実習先で頑張っている看護学科の仲間、
厳しいことも言うけどちゃんと近くで見てくれている先生方、
実習させてくれた看護師さんや患者さん、遠くから応援してくれてる家族や友達など
たくさんの人のサポートなどのおかげで、成長できたんだと感じました。
また成長するためには、このようなサポートが必要だと思いました。
グループ内でも一人の子に負担をかけてしまうことが何度もあり、
それに気付けたのに、自分を周りを変えることが出来なかったことにとても後悔を感じます。
みんなで実習して成長する場なのでグループの力や影響はとても強いものだと感じました。
チームワークが良くないと実習は辛いものとなってしまいます。
なのでグループで助け合う、助言をする、褒めたり、時には厳しいことも言ったり、
ということがとても大切なことだと思いました。
最後に、各論実習を通して、看護学生として、人として大きく成長して、
責任と自覚のある人になりたいと思っています。
そして実習が終わった頃には、楽しかったな!充実してたな!
やっぱり看護師になりたいな!という気持ちで、
将来に向かって進んで行けたらいいなと思います。
残りの実習も気合いいっぱい、やる気いっぱいで頑張って行こうと思います。
グループのみんなっ!
看護学科のみんなっ!
一緒に頑張って行こうねっ☆
あと、お父さん、お母さん!
頑張るからねっ☆」 ・・・・・・・・・・21090** Yさん
最後にみんなへのメッセージとそれを陰ながらいつも応援してくれている方への
感謝の気持ちや、決意の言葉も聞くことができました。
そして、この2カ月弱の期間に皆さん大きく成長していることがわかりました。
実習は大変だけど、頑張ったらそれ以上に大切なものが見えてきたようですね。
残りの実習もみんなで力をあわせて頑張っていきましょう!!!

以上、実習中のとある学生たちへのインタビューと、
皆さんへの学生たちからのメッセージでした・・・☆
2期生から、近況報告のメールが届いたので、紹介します。
彼女は現在、看護の現場からも教育の現場からも離れていますが、
保健師や地域保健に関わる調査・研究などを行っていて、
地方への出張も多いし、厚労省にもよく出入りするそうです。
地方の保健所から厚労省に派遣されていた1期生(保健師)と
一緒に仕事をしたこともあったそうで、世の中狭いですね。
秋田からのお土産?として「なまはげ」の写真を送ってくれました。
看護学科長 尾瀬
第70回日本公衆衛生学会総会へ行ってきました。
秋田は思ったより天気がよく、歩いていると暑いくらいでした。
看護系の学会にはわたしも多く参加していますが、
やはりこの公衆衛生学会は医師の方や栄養士の方もおられ、
様々な話が聞けるとても面白い学会でした。
私は2題発表しましたが、こうやっていろんな方と
知り合っていくのもやはり大事だな~と痛感しました。
それと、昔教員をやっていた頃のゼミ生にも偶然に再会しました。
難関の採用試験をとおり、保健師となり、
一生懸命働いているようでうれしかったです。
また、学会の楽しみといえば地方に行った時の様々な料理やお酒!!
今回も「きりたんぽ鍋」や「稲庭うどん」「比内地鶏の親子丼」などに、
舌鼓をうってきました。
だから、保健師なのに、ぷくぷくしてるんですよね~~。

11月3日(木)岡山大学に行ってきました。
公開フォーラムが開催され、
「看護職新人・継続教育を考える」というテーマで
6つの大学・大学病院の取り組みについて聴講することが出来ました。

看護職はやりがいのある、一生働くことが可能な職業です。
しかし、残念なことに専門職として看護師の離職率が高く、
看護師不足は続いています。
看護職を育てることについての様々な試みを聴き、
改めて、教育の大切さを実感しました。
そして、とても勉強になりました。
多くの看護職の方々が来られていました。
3日朝、岡山駅に着くと岡山大学行きの臨時バスが運行されていて、
学生風の方と看護職風の方とで、バスは満員でした。
津島キャンパスは大学祭でした。
鹿田キャンパスには実習で何度も行きますが、
津島キャンパスはここ十年一度も訪れていなかったので懐かしさもあり、
帰りのバスを待ちながら思わず写真を撮ってしまいました。

【掛谷】
11月1日(火)岡山県立玉島高等学校へ看護職についての進路ガイダンスに行ってきました。
1年生に対して、看護師はやりがいのある仕事であることやスキルアップが可能であること、
看護系の学校は演習や実習が多いことなどなど・・・お話ししました。
まだ1年生ですが、「将来、看護師や保健師に」と
思っている生徒さんもたくさんいて、嬉しく思いました。
わかりやすいお話が出来たかどうかは、少し自信がありません。申し訳ありません。
「ぜひ看護師・保健師に」ということは繰り返し伝えました。
写真はガイダンス前に許可を得て教室から撮らせていただいたものです。
座っている生徒さんと窓から見える校内です。
生徒の皆さん、教員の方々、ありがとうございました。
【掛谷】

