2019 年 10 月 8 日

ジビエ麻婆豆腐の試作(10/8)

吉備国際大学・農学部は、
兵庫県や、淡路島の南あわじ市と、
「ジビエの利活用」に共同で取り組んでいます。

その一環として、「ジビエ料理」の開発研究を行っています。

本日2019/10/08、
吉備国際大学・農学部・醸造学科の学生・教員は、
猪肉を用いた「ジビエ麻婆豆腐」の試作を行いました。



今回は2回目の試作です。
前回の課題を少しずつクリアして、
だんだんおいしくなっていく「ジビエ麻婆豆腐」。
ヘルシーかつ旨味のある「ジビエ麻婆豆腐」。
ごちそうさまでした♪( ´▽`)

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【前回(1回目)の気づき・問題点】
 ・水っぽくシャバシャバ(300 ml)
 ・醤油入れ忘れ
 ・豆板醤が少ない
 ・きぬ豆腐
 ・寸胴鍋(なかなか水が蒸発しなかった)


【今回(2回目)の変更点とその影響】
 ・添加する水量を少なくした(200 ml)
  → 水っぽさがなくなり、より風味を強く感じるようになった。
     豆腐に水分が多いと考えて行ったので、想定通り。
    人によって、好ましい水気の多さが大きく異なるようなので、
     今後も様々なレパートリーをつくりたい。
 ・醤油を加えた
  → 味にコクと深みが出た。
 ・豆板醤を多くした
  → 旨味と辛味をより強く感じるようになった。
 ・もめん豆腐に変更した
  → 水っぽさがなくなった。
    煮崩れが少なくなった。
    人によって、好ましい豆腐の食感が異なるようなので、
     今後も豆腐の種類を検討していきたい。
 ・フライパンに変更した
  → 水の蒸発が促進された。

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【今回のレシピ】
※弊学・農学部内の食肉加工処理施設で解体・精肉にした猪肉
 を使用した(-20℃で長期保存)。

1.冷凍猪肉ブロックを解凍し、肉挽き器で粗挽きひき肉にした。
2.猪ひき肉をフライパンで炒めた。


3.猪ひき肉に火が通ったら、玉ねぎを加えてさらに炒めた。

4.豆板醤や鷹の爪が含まれた混合調味料を加え、水を加えた。



5.豆腐を加えて、煮込んだ。


6.片栗粉でとろみをつけて完成。

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敢えて粗挽きにすることで、ゴロゴロとした食感の楽しめる猪肉と、
淡路島産・玉ねぎの こうかは ばつぐんだ!
焼肉と異なり、ジビエのダシが余すところなく味わえました。

豆板醤の風味が弱く、少ないと感じる人もいましたが、
私にとってはちょうどよかったです。
(お腹が空いていたからかもしれません)




次回は、過去2回の試作で使用していない、
山椒を加えて試作する予定です。

今後とも、吉備国際大学・農学部・醸造学科の、
ジビエ利活用チームへの応援をよろしくお願いいたします。

文責 M.H.