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吉備国際大学が実施する地域貢献活動の一つとして各学科から地域の皆さんに講座を提供する「まちなかゼミナール2021」に、アニメーション文化学科も一つの講座を担当させていただきました。
今回のまちなかゼミナールは講座動画をオンデマンド配信しており、アニメーション文化学科の講座では、簡単な資料を交えてアニメーション作画の画像表示時間と動きの印象について話した後、加速、等速、減速するアニメーションの描き方を説明させていただいています。
動画の後半では、作画道具を簡素化して作画する一つの方法を紹介してみました。「参考になった」という方がいらっしゃると嬉しいです。
動画視聴についてはこちらのページをご参考ください。
7月11日(日)のオープンキャンパスでは、イラストレーション制作とアニメーション作画を直接体験することができます。
次回のオープンキャンパスも、どうぞよろしくお願い致します!
コロナのために、5月のオープンキャンパスは完全中止となり、6月のものは非常事態宣言解除を待って、ようやく本日開催されることになりました。
実は21日から対面授業が再開し、大学全体が何だか気ぜわしい雰囲気の中にも拘わらず、8名の高校生と5名の保護者の方々にお出でいただきました。
結果的に、昨年同期よりもたくさんの方に来ていただくことになり、学科教員一同大変ありがたく思っております。

本日のミニ講義は、佐々木先生による「背景美術の描き方」でした。
今回初めてデジタルで絵を描いたという方もいらっしゃったと思うのですが、楽しんでいただけたでしょうか。
次のオープンキャンパスは、7月11日です。
次回は、佐々木先生の『アニメ美術・イラストを描こう』に加えて、キム先生の『キャラクターを動かそう』も併せて体験できますよ。
多くの方のご参加を、心よりお待ちしています。
新型コロナウィルス感染拡大の影響で普段の授業とオープンキャンパスがオンライン形式に切り替わるなど、学科見学を希望する方にも教室までお越しいただくことができない日が続いています。
在学生が制作した作品を通して授業内容と学科の雰囲気を感じ取っていただきたいと思い、吉備国際大学アニメーション文化学科在学生が制作した作品を学生ギャラリーに掲載しました。ウェブギャラリーを更新する作業に伴い、ホームページカテゴリーも見やすく整理されましたのでご確認ください。
作品は2017年から2021年5月までの実技授業で制作したものが多く、作者の希望により一部作品情報をペンネームで公開しています。
イラストレーションとアニメーション制作の際にはCLIP STUDIO PAINT/EX、Adobe Photoshop、After Effects、Premiere Pro、Blender、Cubaseなどのソフトウェアを使いました。
6月27日(日)実施予定のオープンキャンパスは大学で常時使用している機材とソフトウェアで、イラスト制作に関わる体験授業を受けることができますので、学科の教育内容に関心のある方は次回オープンキャンパスへの参加を是非ご検討ください。

『祈願』くろこ

『REDRUM』ナターシャ
本日、中国の「成都青蘇職業中専」に対して、今年初めてのオンライン授業を行いました。
本来なら先方からこちらに研修団を迎えて、キャンパス見学等をしていただくはずだったのですが、コロナのために今はそれが出来ず、その代替として考えられたのがこのオンライン授業なのです。

双方の代表者(こちらは井勝副学長)による挨拶の後、講義が始められましたが、授業を担当するのは今回もアニメーション文化学科の佐々木洋先生です。
今回のテーマは、「オリジナリティについて」です。
現場で実践的な仕事をしてきた佐々木先生にとって、100%完全なオリジナル作品いうのはありえないことなのだそうです。
というのも、常に誰かの影響を受け、誰かを参考にしながら作り続けてきたからです。
そこでのキーワードは、「換骨奪胎」、あるいは、「古い革袋に新しい酒を入れろ」です。

これは、人物イラストで有名な米山舞という人の作品から(勝手に掲示は出来ません)、その構図だけを借用してまったく別なものに仕上げたものです。
業界においては、こうした高度に抽象化された盗用は、何ら問題にならないのだそうです。

これも目に付いた他人の作品から、色のバランスぐあいだけを借用したものです。
しかも、元は人物を描いていたものが、こちらでは何だか近代的で不思議な構造体になっています。
器だけ借りれば、中に何を入れるかは、完全に制作者の自由です。
そこにおいてこそ、制作者は自らのオリジナリティを見せるべきなのです。
制作現場で何十年も作品を作り続けてきた人が、どうやってそれを可能としてきたかを、今日の授業は実演を通して直に見せてくれたのでした。
「自分には何もない」と思い悩んでいる人は(きっと多いはず!)、ぜひ参考にしてみてください。
緊急ニュースです!来週4月27日(火)、吉備国際大学の公認Vtuber講師(吉備国際大学アニメーション文化学部専任講師)の朝霧けいがモデレーターを務める「ICT技術と高梁のミライ」が、吉備ケーブルテレビで放映されます。
吉備国際大学での朝霧先生の制作風景(写真)や、高梁市で初めて開かれたオンラインの高梁市長と市民のと交流会「オンライン市長と語ろう会」の様子も収録しています。朝霧先生を運用する吉備国際大学映像研究会の活躍の様子もご覧ください!

朝霧先生の制作風景(「ICT技術と高梁のミライ」より)
この番組は、高梁市の一般社団法人クリエイティブシティ高梁推進協議会が、地域の情報通信技術活用を盛り上げようと制作したものです。クリエイティブシティ高梁推進協議会は、近く、大人も子どももプログラミングやコンピュータ利用の創作を学び交流できる地域ICTクラブを立ち上げる予定です。
放映スケジュールは、番組表でご覧ください。

何とか無事に、入学宣誓式を済ませることが出来ました。
桜もいくらか散りながらも、ギリギリ持ってくれたみたいですね。

アニメーション文化学科の特色は、日本人学生と留学生が大体半々の割合でいることです。
今回も、中国・韓国・ベトナム・カンボジア・スリランカの学生らが入学してくれました。

コロナのため入国できない留学生たちは、オンラインで参加です。
ただ、PCのカメラだと教室全体の様子がわからいので、「何だ、これは~?」と、きっと思ったことでしょうが・・・。

4年後は、今度は絶対に、マスク無しで笑顔いっぱいの写真を撮りましょう。
ご入学、おめでとうございます!
今日は学位記授与式でしたが、桜に見送られての卒業式となりました。
これだけ開花が早いと、入学式がちょっと心配ですね!

式典行事そのものは動画での上映となり、個別の学位記授与だけが学科毎に分かれた教室で、リアルに実施されることになりました。

そうは言っても、マスク着用での学位記の受け渡しです。
お互い顔が見えない何とも不自然な卒業式ですが、コロナ禍の今の状況では致し方ありません。

それでもマスクを外せば、いつもの元気な学生たちの顔です。
今回は、多少荒波の中の出発となりましたが、「宜しく候、ヨーソロー!」です。
教員一同、皆さんの航海の無事を祈ります!
ちょっと、「コクリコ坂」風に!

2月21日、オンラインによる「市長と語ろう会」が開かれました。
「市長と語ろう会」自体はこれまで年3回ほど開かれていたようですが、オンラインでの実施は今回が初めてとのことです。
これは、学科教員も関わる「一般社団法人クリエイティブシティ高梁推進協議会」が、コロナ禍での情報機器活用の一例として提案することを目的に実施されたものです。

まずは市長から現在作成中の市の新しい総合計画についてのお話があり、続いて観光・医療・農業・ICT、Society5.0などの各論についての言及がありました。
こうした市長のお話を受けて、次は、参加者が自分たちの意見・希望・提案を述べることになりました。

この会を企画した側の人間としては、参加者からの質問・意見が出ないのが一番心配なことだったのですが、短い時間の間に計7名もの方が発言をしてくださいました。
印象的だったのが、東京在住の「高梁ist(たかはしすと)」の方の意見でした。
外の人間から見れば、高梁には人のあたたかさ、東京にはないゆったりとした時間の流れがあり、それがとても大きな魅力なのだとのこと。
これは、市民に地元への気づきを促し、力を与えてくれる発言でした。

吉備国際大学の学生も、そして卒業生からも、意見や提案がありました。
それらの発言に対して丁寧にお答えくださり、近藤市長、ありがとうございました。
会の終了後、市長からは「もっと話がしたかった」とのコメントを頂きました。
初めてのオンライン「市長と語ろう会」としては、まずまずの成功だったのではなかったかと、胸を撫で下ろした次第です。
高梁市における様々なもののデジタル化・情報化の動きは、コロナのため今後ますます加速せざるを得ないものと思われます。
今回のオンライン「市長と語ろう会」が市民の方にそうしたことを感じていただくいい機会になったのなら、本当に幸いです。
先週の金曜日、令和2年度卒業研究発表会が開かれました。
漫画、イラスト、アニメーション、研究論文、シナリオ、絵本、音響デザインなど、今回も様々な発表がありました。
発表作品の成果も悔しさも、学生らはともに胸に抱いて、これから卒業していくことになります。
4年生のみなさん、本当にお疲れさまでした!
★ マンガ


★ イラスト


★ 絵本・デジタル絵本


★ シナリオ(あらすじ)

★ 音響デザイン

★ アニメーション




今回も多数の応募、本当にありがとうございました。
吉備国際大学アニメーション文学部において慎重に審査させていただきましたので、その結果を発表致します。
なお、結果発表が遅れたこと、心よりお詫び致します。
個々の作品には本学教員によるコメントを、応募作品全体については簡単な総評を最後に書かせて頂いておりますので、参考にして下さると幸いです。
新しい年の皆様の更なるご活躍を、心よりお祈りいたします。

学校法人順正学園 総長賞 「沈む」 笹尾咲来
◆情感溢れる描写、構図の確かさ、力強いタッチで浮遊感を伝えています。

吉備国際大学 学長賞 「Another Alice」 岡田澪奈
◆楽しさと不安を練り混ぜた巧みな構成で目を引きます。

吉備国際大学 学長賞 「異文化体験」 田中秋音
◆丁寧な仕上げと緻密な柄の表現。上品な配色も魅力的です。

奨励賞 「鮫」 三村和之
◆サメの表情が最高です。食われてしまった人視点なのも楽しい。

奨励賞 「在りし日の思い出」 雄蛭木
◆描きなれた手堅い表現で安心感があります。

奨励賞 「CAFUNE」 灯火
◆一瞬の表情を確実な技術で描出しています。

奨励賞 「見えない“何か”に祈る」 山本心
◆緻密な背景と白い人物の対比が祈りを伝えてきます。

奨励賞 「鯨のように」 越智紅葉
◆左右対称構図ながら動きのある強い表現です。

奨励賞 「チャイナゴースト」 牧野琉衣
◆キャラクターのバックグラウンドを色々想像できる絵です。
○総評
技術的な部分については年々向上してきていて目覚ましいものがありますが、これからは表現の広さや深度が問われるでしょう。幅広いジャンルの作品に触れ、知的経験を広げてください。