昨年のクリエイティブフェスティバルなどで、アニメーション文化学部と協力関係にある岡山県立県高梁城南高校の文化祭「城南祭)に行ってきました!
城南祭開催の11月9日(水)は、天気もよくさわやかな秋晴れの日となりました。

校門に設置された城南祭のゲート看板。パンフレットもそうですが、なかなか素敵なイラストとデザインですよね!

城南祭のパンフレット。
電気科・環境科学科・デザイン科のほか、各同好会・部活・バンドなどのそれぞれ趣向を凝らした出し物に加え、校庭に設置されたテントでは、環境科学科が育てたヒラタケや、吉備中央町のブルーベリーを使って開発した甘酒・紅茶・クラフトコーラ・琥珀糖が販売されていました。

環境科学科のひらたけ販売。

環境科学科の、吉備中央町のブルーベリーを使った
甘酒と紅茶セット。

こちらは、吉備中央町のブルーベリーを使ったクラフトコーラ。
デザイン科の出し物は射的やラインボーリングなど、縁日風に遊べるゲームセンター的な何か。電気科はブラックライトアートの体験コーナーなどを出品していました。

射的

備中高梁で毎年お盆に開催される盆踊り「まつやま踊り」の告知ポスター。力のこもったいい感じのポスターばかりですね。

こちらが最終的に採用されたポスター。選りすぐりの作品だということがわかりますね。

高梁の城下町の風景を描いた作品。観光案内にも、現代に残る風景の保存としても意義がありそうです。
当日訪ねた某Oは射的(結局3発とも外れで残念賞の10円お菓子)とラインボーリング(40円券もらってうまい棒とドキンちゃんのチョコと引き換えました)、ブラックライトアートを体験しました(ブラックライトアートは写真撮影を忘れてしまいました、ごめんなさい!)。
写真部の写真。さわやかな風景写真に加えて、踊るような夜の光をとらえた写真を買いました。

デザイン科のどら焼きのパッケージの試作。

デザイン科では、椅子の模型製作も。立体作品もつくるんですね。

同じく立体作品の野菜の模型。

こちらはアニメーション原画。デザイン科の授業でアニメーション制作が始まったそうですよ。
写真部でなかなかいいなあと思いつつ写真を買って、デザイン科の生徒さんたちの力のこもった作品を見て「うむむむ」とうなりつつ、あちこち覗いて回りました。時間切れで(午後からの授業の準備をしなくては(^^;)回れなかった部屋もたくさんあって、とても充実した文化祭でしたよ。

11月5日、6日は、念願の大学祭となりました。

アニメーション文化学科では、学生作品の上映・展示とあわせて、喫茶店も開店致しました。


自家焙煎珈琲は「吉備ブレンド」と命名された、学生らの手によるまさに特製のコーヒーです。
ペペロンチーノの味は絶品で、職員の方も多数注文に来られました。

例年であれば先輩から後輩へとそのやり方が伝達されるはずの大学祭ですが、今回はコロナによる中断を経験し、何もないところからの再出発となりました。
結果として、未来に繋がる立派な内容の催しになったと思います。関わった学生さんたちは、本当にご苦労さまでした。

昨日の夕方、岡山県立高梁城南高等学校のデザイン科を訪問させていただきました。
昨日は文化祭があったそうで、後片付けでお忙しいはずだったのに、ご対応下さった河原先生、どうもありがとうございました。

今回の訪問の目的は、最近デザイン科ではアニメーションの制作も授業に組み込まれたとお聞きしたので、その様子を見学させていただくことでした。
マックのパソコンがずらりと並んだこの部屋は、実は中学生のあこがれともなっているとのこと。
確かに、そうだろうと思います。ワクワクしますよね。
液タブも用意されていて、将来に向けたデジタル作画の準備もしっかりなされているようですね。

教室の机の上には、生徒さんたちの手描きの画が残されていました。
作画用紙にタップの穴もあけられていて、なかなか本格的です。気分はもうアニメーターですよね。
生徒さんたちが手描きで描いた画は、スキャナーで読み取ってデジタル化し、クリップスタジオを使って色を付け、最後はアフターエフェクトで編集しているそうです。
これは、大学で手描きのアニメを作る場合とまったく同じ工程です。
生徒さんらは歩きや振り返りの動きをアニメーション化しているそうですが、これも本学の1年生が最初に習う課題の一つですよね。

こちらは、iMac PCが配置されているもう一つの教室です。後ろには、3Dプリンターも何台か見受けられます。
高校レベルで、アニメーションを作るための機器がこれだけ整備されていることにまず驚きましたし、デザイン科の授業の中のほんの一部分ではあっても、動画制作の基礎がきちんと教えられていることにも、本当に感銘を受けました。
私たちアニメーション文化学科としては、教員だけでなく、学生・生徒らの交流も図りながら、今後も地域のために協力・協働の関係が作っていけたらと願っているところです。
どうぞこれからもよろしくお願いいたします。
10月22日(土)、23日(日)に、「ゲームジャム高梁2022」が開催されました。今年は7回目と、もう日本国内では老舗のゲームジャムの一つとなったと言えそうです。

ゲームジャム高梁2022のチラシ。イラストはHANAさん。HANAさんは、昨年のゲームジャム高梁のイラストも描いて、大活躍です。どちらのイラストもかわいいし、元気がよくて素敵でしょ?ゲームジャムのロゴマークは、Dakshitha Prasanaさんのデザイン。こちらも本格的です!
アニメーション文化学部は、その第1回から教員・学生が協力してゲームジャム高梁を実現してきました。また、意欲ある学生たちがクリエイターとして参加もしてきています。
この記事では、ゲームジャム高梁2022の様子を伝えるだけでなく、ゲームジャムとゲームジャム高梁の歴史を少しふり返っておきましょう。
ゲームジャムは、クリエイターやクリエイター志望者が集まって、即席のチームで、数十時間~数日という短期間でゲームを制作するイベントです。多くの場合、ゲームジャム開催に際してテーマが発表され、そのテーマに沿った企画を頭をひねって絞り出し、ゲームに仕上げていくという形を取ります。
ゲームジャムは、2002年にアメリカで始まり、現在は世界中に広まって、毎年1月末から2月上旬には、世界中で同時にゲームジャムを行う「グローバルゲームジャム(GGJ)」が開催されます。
2002年に始まったとき、ゲームジャムは、「インディー」と呼ばれる大資本のゲーム企業には属さない、個人や小企業のクリエイターが、新しい発想のゲームを生み出すためのイベントでした。
その後、デンマークで、技術のレベルを問わず、初心者も含め300人を集める「ノルディックゲームジャム」をきっかけに、新しいゲームの可能性を広げる実験に加えて、クリエイター志望の若者や入門レベルのクリエイターなど、クリエイターを育成するイベントとして発展してきました。
つまり、ゲームジャムに参加し、経験することで、学生やクリエイター志望者が、現役のクリエイターやエンジニアとともに開発・制作活動をする中で、実際のゲームの企画・開発・制作・広報等の一連のプロセスを実地に・実践的に学ぶことができると期待されています。実際、大学の多くの情報系の学科や、ゲームや情報系の専門学校の学生が、先生の勧めで、学修の総仕上げとしてゲームジャムに参加するという例が多数あります(私たちのゲームジャム高梁でも毎年大学生・専門学校生が参加してくれます)。
岡山県高梁市でも、2015年にゲームジャム高梁が始まりました。日本にゲームジャムの運動を持ち込んだ一人である岡山理科大学の山根信二(現、東京国際工科専門職大学)先生と、高梁議会議員の石井聡美さんが、ゲームジャムにクリエイター育成と地域振興の可能性を見出し、高梁市と吉備国際大学など地域を動かして始まったのが、ゲームジャム高梁です。
吉備国際大学アニメーション文学部は、教員・学生が継続してゲームジャム高梁の準備・運営に協力してきました。また、クリエイター・開発者を目指す学生が、ゲームの制作・開発チームの一員としても参加してきました。
とくに、井上博明教授は、第1回目からゲームジャム高梁実行委員会委員長を務め、ゲームジャム高梁の運営を進めてきました。さらに、2019年に一般社団法人クリエイティブシティ高梁推進協議会が設立されて、委員会から運営主体が移管されてからは、井上先生は審査委員長として活躍しています(今年も審査委員長を務めていただきました)。
2019年からは、eスポーツサークルの顧問(村上勝典講師)と学生がゲームジャム高梁の運営にかかわるようになり、とくに、2021年、今年と、ゲームジャム高梁のオンライン配信では、同サークルの学生たちが大活躍をしています。また、昨年はVTuberのSugarさんと夕凪ユナさんが参加し、ユナさんは今年も配信の司会・コメンテーターとして協力してくれています。
今年は、高梁市にある岡山県立高梁城南高校のデザイン科の先生も、ゲームジャム高梁をボランティアスタッフとして支援してくださいました。地域の人々のゲームジャム高梁に対する関心も広がっているようです。
コロナ禍の2020年は中止となりましたが、2021年の完全オンライン開催を含め、今年のゲームジャム高梁2022で、ゲームジャム高梁は7回目を数えることになりました。
ゲームジャム高梁2022は、リアル会場の吉備国際大学国際交流会館多目的ホールに加え、オンライン会場も設けるハイブリッド形式で実施されました。リアル会場は20人、オンライン会場には14人がクリエイターとして参加し、各地で行われるゲームジャムとしては相当に大きな規模のものとなっています。
今回は、とくに中学生や専門学校生が多数参加し、ゲームジャムがクリエイターを育てるイベントだということがあらためて認識されました。中学生は、1日目の企画発表会で大活躍し、その後も最後までゲームジャムにつきあってくれました。今年は、穴吹カレッジグループの中四国の専門学校の学生たちが多数参加し、ベテランのクリエイターやエンジニアとともに、それぞれの知識や技能を発揮しました。
7回を重ねることで、ゲームジャム高梁には、岡山Unity勉強会(面田高章会長)をはじめ、広島Unity勉強会(中奥貴浩会長)、讃岐GameN(渡辺大代表)など、多くのクリエイター・エンジニア集団が参加・協力し、中四国のインディークリエイターの重要な交流拠点となってきました。また、岡山eSports連合(本村哲治会長)の協力も得ています。
ゲームジャム高梁2022は、10月8日に開かれた事前勉強会から、「ペラコン」を開始、ゲームジャム当日に投票で制作するゲームとチームを決めるという方式を取りました。
「ペラコン」とは、A4「1枚ペラ」の企画書をつくり、その企画書の「『コン』テスト」を行うことを指します。自分の制作したいゲームの面白さを伝えるため、A4の紙1枚に自分の制作したいゲームのアイデアをまとめるので、企画をよく練って、ゲームの面白さをわかりやすくまとめるというトレーニングになります。

「ペラコン」の例。Denimさん提案の「ZOMINO!!」のペラコン。
ぼんやりとした「おもしろそうだな」と思えるゲームのアイデアを考えるのは多くの人ができますが、これを実際にみんなで制作しようと考えてもらい、実際におもしろいゲームに仕上げるためには、説得力がありわかりやすい企画書をつくる必要があります。この企画書を制作するというトレーニングが、「ペラコン」ではできるわけですね。また、ベテランのクリエイターやエンジニアも参加するので、彼らの企画書がクリエイター志望の学生たちのお手本になるわけです。
ゲームジャム当日は、ゲームジャム高梁2022のスケジュール発表と、審査委員長挨拶、その後ペラコンによるチーム分けと進んで、今年の開会宣言です。吉備国際大学国際交流会館のリアル会場のチームは3つ、オンラインチーム2つに分かれて、ゲーム制作が10時30分過ぎには始まりました。

吉備国際大学国際交流会館リアル会場の全景。
先ほども書いたように専門学校の学生が多数、中学生も加わっての開発・制作ですが、まずは役割分担。中学生たちは、1日目最後に行われる企画発表が役割になりました。専門学校生はそれぞれの得意に応じて、プランナー、プログラマ(コーダー)やデザイナー、アニメーターなどの役割を担います。ベテランのクリエイターやエンジニアが引っ張る形で制作・開発を進めるチーム、若い人たちに先行させて、ベテランがフォローに回りつつ全体を動かしていくチームなど、チームのマネジメントの仕方もそれぞれです。

チーム「釣り猫レポート」の役割分担、企画を練ったホワイトボード。思考と討論の軌跡がまざまざと残ります。

こちらは作業用チェックリスト。こうやってチームの皆が見えるところにチェックリストを掲げることで作業進捗が目に見えるようになります。
ゲームジャムをよくよく観察すると、チームのマネジメントも含めていろいろと学べることが大きいです。また、参加したクリエイターやエンジニアたちの力量がとても大きいことにも気づかされますね。

1日目のお昼ごはん。炊き込みご飯とけんちん汁です。運営を仕切っている某Oが見積もりを間違えて、ものすごーくたくさんできてしまいました(–;
4年生の王勇くん(中国出身)、3年生のオミヒさんの吉備国際大学の留学生2名も、今年のゲームジャム高梁には参加しました。二人ともゲームジャムを楽しんでくれたようでようで、教員としてはとてもうれしいです。

王勇くん

オミヒさん
1日目夕方17過ぎに始まった企画発表会では、オンライン2チーム、リアル会場3チームの計5チームのゲームが出そろいました。ゲームジャム高梁2022のテーマは「集まる」。いろんなものが集まりましたよ。
最初に、オンライン2チームのゲームを紹介します。チーム「骨付き鶏」のゲームは、「救出!ぴよぴよ大作戦」。障害物をよけながら、制限時間以内に、迷子になったカルガモのひな鳥を「集めて」、巣に連れ戻すというゲームです。カルガモのイラストも会場で話題ですよ。
「うさぎランチ」チームは、「鷺(さぎ)の昼食」を制作しています。もともとの企画段階では、鷺(さぎ)が食べ物を食べ歩く対戦ゲームでしたが、企画を検討する中で、スコアアタックを競う一人ゲームへと発展したそうです。企画が議論して検討する中で育っていく「生き物」だということがわかりますね。「集まる」とのかかわりは、ちょっとだけ謎です。
次に、吉備国際大学国際交流会館のリアル会場で奮闘中の3チームのゲーム。
猫と旅する小説にちなんでチーム名をつけた「釣り猫レポート」は、「吾輩は釣り猫である」という釣りゲーを制作しています。猫が船から釣り針を下ろして、流れてくる魚を釣り針に「集めて」たくさん釣り上げるゲームです。でも、釣り針に魚が集まれば集まるほど、釣り針の動きが鈍くなったり、障害物に邪魔されたりと、高得点を取るのも簡単ではないようです。

企画発表会の様子。チーム「釣り猫レポート」の「吾輩は釣り猫である」のプレゼン。
チーム「ホワイトドラゴン(仮)」(ほわいとどらごんかっこかり)の「ミラクルデュエル」は、奇跡の力・運を「集めて」魔王を倒すゲームです。お互い順番に殴り合うコマンドバトルですが、攻撃が当たる「運」をアイテムで集めていくと、魔王を倒すまで強くなるかもしれない⁈そうです。企画発表会では、中学生が活躍しました。

企画発表会で活躍の中学生たち。
チーム名「サバイバー」は、「ZOMINO!!」を制作。ゾンビ+ドミノで、「ゾミノ」ですね。わらわらと「集まってくる」ペラッペラなゾンビを倒すサバイバルゲーム。ドミノ倒しでまとめて倒すのがだいご味で、できるだけゾンビを引き付けるのが、ドミノ倒しのコツ。スリルと爽快感が期待できますね。

企画発表会の様子。チーム「サバイバー」の「ZOMINO!!」のプレゼン。
企画発表会後は、いよいよプログラミングです。夕方からプログラミングやキャラクターのデザインなどを開始したので、夕ご飯ができあがっても、みなさんなかなか立ち上がりません。コーディング・デザインなどなどに夢中です。



1日目夕ご飯のカレーライス。こちらもたくさん。ゲームジャム高梁は、手作りのごはんのおいしいゲームジャムとしても有名です。
夕食が終わってからも、さらに奮闘が続きます。オンライン会場では、ディスコードというオンライン協働環境・会議システムを活用して、ボイスチャットによる音声でのやりとりもふくめて、企画の意識合わせをして、お互いの進捗を確認し、できあがった要素を共有しながら、協働作業が続きます。21世紀ではごく当たり前になる遠隔地の仲間とのオンラインでの協働作業環境も、オンラインのゲームジャムならば実践的に体験できるわけです。
リアル会場では夜遅くまで多くの人が会場に残って開発をがんばっていました。夜中1時に会場担当某Oが寝袋に潜り込んで眠ったときも、もくもくと制作・開発を続ける参加者も多数いましたよ。
翌朝も早くから制作・開発が続きます。8時に会場の国際交流会館を開けるときには、制作・開発活動が少しずつ動き出しました。
クリエイティブシティ高梁推進協議会の石井代表やアニメーション文化学部の学生たち(アニメーション文化学部の卒業生も)は、1日目からごはんづくりに取り組んできたのですが、2日目もごはんづくりに精を出します。食べ盛りの若者たちも満足してもらおうということで、4食合計300円という破格の値段で食事を提供しています。
1日目、2日目と、たくさんの見学者・来訪者がありました。吉備国際大学の1年生向けの授業「課題解決演習」では、ゲームジャム高梁や、やはりクリエイティブシティ高梁推進協議会が取り組むICTクラブ高梁などの地域活動をもとに、コンテンツ制作を通じての地域振興を考えます。この1年生がやってきたほか、地域のテレビ局や新聞の取材もありました。また、地域の子どもたちやICT(情報通信技術)に関心がある方々、岡山県立高梁城南高校の校長先生も会場を見学してくださいました。
開発・制作は順調に進んで、12時には体験版がディスコードでリリース。しかし、こちらも某Oのせいで(^^;、参加者だけしか遊べないという困った事態に。とほほん。
16時に最終版がリリース予定だったのですが、いろいろあって、結局この日はリリースは延期となって、17時からの成果発表会を迎えました。各賞発表はまた後日…というオチ。
その後はみんなで原状復帰のお片づけ。参加者の皆さんもたいへん疲れているでしょうに、とても協力的で、ごっちゃり残されていたたくさんの機材(子どもたちがゲームで遊んだり、配信で活用されたりしたさまざまな機材)もきれいに片づけることができました。ゴミもきれいに分別がされていて、最後始末する某Oも「ありがたやー」のひとことです。また、eスポーツ同好会顧問の村上勝典先生は、2日目午後から静かに目立たず手際よくいろいろなものを片づけてくださっていて、たいへん助かりました。
ICTクラブ高梁に移ってから、学生たちがつくった料理で、大人の参加者たちは後夜祭を楽しみました。

ゲームジャム高梁2022で開発されたゲームは、Unityroomに順次アップロードされます。Unityroomにアクセスしたら、「#ゲームジャム高梁2022」で検索してみてくださいね
ゲームジャム高梁終了後、参加した子どもたちの保護者の皆さんから楽しかったという子どもたちの声が届いたのがとてもうれしかったですね。子どもたちの将来の希望は変わるかもしれませんが、このゲームジャムが彼らや学生たちの未来を後押ししてくれる何かを残してくれるといいなと思います。ゲームやアニメーション、アプリ開発などの起業や企業誘致による地域振興へとつながることも期待。しかし、某Oが学生たちに、デジタルゲームや映像・アニメなどのクリエイティブ産業の都市として育った福岡市を例に説明したように、地域振興がどんな形で結実するかは偶然にも左右されるので、まだわかりませんね。
こうして、今年のゲームジャム高梁も、たくさんのみなさんのご理解・ご協力・ご支援のおかげで無事に終わることができました。参加者のみなさん、スタッフの学生や地域の人々が楽しんでくれたのが、何よりも一番の収穫です。

秋学期から、アニメーション文化学科の専任教員となった冨田聡准教授のプロフィールが、インタビュー形式で紹介されています。
場所は、学科HPの「教員インタビュー」のコーナーです。
ここで、冨田先生の略歴を極々簡単に紹介しておきます。
東京芸術大学に入学し、大学院修士を修了後、
都内の大手専門学校でアニメのためのデッサンや作画を教える。
これまでに、多くの人材を人気アニメ企業に就職させている。
将来は東京のアニメスタジオに就職したいと思っている人は、冨田先生の下でその可能性をつかんでみませんか。
冨田聡先生の「教員インタビュー」は、こちらから。
「教員インタビュー」には他の教員の紹介もありますので、そちらもぜひご覧になってください。
アニメの先生って、どんな人が、どんなことを教えているのか、興味ありませんか?

アニメーション文化学科では、学生作品を学科HP内の「学生ギャラリー」にて、広く公開しています。
今回は、その中のイラストレーション部門を全面的に更新致しました。
今の在学生がどのようなものを描いているのか、そのモチーフや手法について、こちらからご自分の目で見ていただければと思います。
サムネイルの縦横比が多少不自然なものもありますが(それは今後修正致します)、個々の画像をクリックしていただければ、オリジナル作品の正確な拡大版が閲覧可能となります。
今後も区切りごとに「学生ギャラリー」を更新していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願い致します。
アニメーション文化学科HPへは、こちらから。
直接「学生ギャラリー」へは、こちらから。

10月1日、秋入学の留学生を迎える入学宣誓式がありました。
アニメーション文化学科では、今回は4名の正規入学生を迎えました。
実は、来年度本学科への入学を希望する海外の科目等履修がこれとは別に複数名いるのですが、残念なことにコロナせいで入国は10月末になりそうです。

新しく入ってきたのは学生だけではなく、教員仲間にもいました。
10月よりアニメーション文化学科の専任教員として一緒に仕事をすることになった、冨田聡准教授です。
この日の在学生オリエンテーションでは、全学年で自己紹介だけでなく、アニメスタジオに就職するための心構えと具体的な準備について、お話をしていただきました。
これまで東京の専門学校でずっとアニメーションを教えていらっしゃったので、首都圏のアニメスタジオへの学生の就職に関しては、とてもすばらしい実績をお持ちの方なのです。
そのことがわかると学生たちは、食い入るような眼差しで冨田先生の話を聞いているのでした。
ところで、ここでクイズです。
★戦前のドイツでは、高級車「ベンツ」は一部の人しか買えない車でした。そこで大衆の支持を得ようとしたヒトラーは、普通の人が購入できる新しい車の開発を、フェルディナント・〇〇〇〇に依頼しました。その結果生まれたのが、国民車とよばれるあの有名な「フォルクスワーゲン」なのです。
東京藝大出身の冨田先生は、きっと美的にも強いこだわりがあるのでしょう。先生の愛車は、実は〇〇〇〇なのです。
さて、この〇〇〇〇に入るカタカナ4文字は、いったい何でしょうか。
答えは誰でも、キャンパス内の駐車場で見つけられます。お探しください!

9月20日、令和4年度の秋季学位記授与式が行われました。秋の卒業ですから、基本的には留学生が対象となります。

今回、アニメーション文化学科からは5名の卒業生が出たのですが、すでに帰国した学生もいるので、3名の学生が式に参加することになりました。
大学院進学を目指すもの、帰国して就職するもの、それぞれ進路が異なるのはいつものことですが、苦しいコロナの時期を共に日本で過ごしたという記憶はずっと一緒に持ち続けることだろうと思います。
学科教員一同、みなさんのこれからのご活躍を心から願っています。
今年度も、学生2名の卒業制作作品を、「ICAF2022」に出展致します。


「 ICAF(インター・カレッジ・アニメーション・フェスティバル) 」とは、全国の大学や専門学校などの教育機関で作られたアニメーション作品を一堂に上映、発表する大会のことです。
今は全国にアニメーションを学び研究する大学がこれだけあるのかと思うと、本当に時代の変化を感じますね。
私たちの学科も、10月にはさらに1名新しい教員を迎え入れ、より一層にぎやかに活動を推し進めていきたいと考えています。
なお、今回の「 ICAF2022 」のスケジュールは、以下のようになっています。学生作品をぜひご覧になってください。
会期:9月29日(木)~10月2日(日)
オンライン期間 :9月26日(月)〜10月2日(日)
会場上映期間 :9月29日(木)〜10月2日(日)
会場:
国立新美術館(全作品上映)
特設WEBサイト(一部オンライン配信)
「 ICAF2022 」の詳細については、こちらをご覧ください。
アニメーション文化学部が支援してきたゲームジャム高梁が、今年で7年目を迎えます。
ゲームジャム高梁2022は、10月22日(土)、23日(日)に、吉備国際大学国際交流会館多目的ホールとオンラインのハイブリッド方式で開催予定です(新型コロナ感染症の状況によっては完全オンライン開催)。
今年のポスター・ウェブのイラストは、アニメーション文化学科のHIMOさん、ロゴマークは、同学科のDakshitha Prasanaさんの作品です。

ゲームジャム高梁2022のウェブページ。イラストは、アニメーション文化学科のHIMOさん、ロゴマークは、同学科のDakshitha Prasanaさんの作品。
ゲームジャム高梁には、岡山県内のゲームや3Dモデルのクリエイターや、クリエイター志望の学生が参加します。ゲームやお絵描きにかかわるクリエイターで、仲間を見つけたい、交流したいという人にはびったりです。また、ゲーム制作について実際に企画から開発、リリースまでを経験できるので、クリエイター志望の学生には実践的に学ぶまたとないチャンスです。毎年専門学校生が参加するほか、小学生や高校生も参加したことがあります。
参加希望者は、この参加登録ページから登録してください。
また、興味あるけど、はじめてでよくわからないという人や、もっとゲームジャムのことを知りたいという人は、まずは10月8日(土)オンラインで開催予定の事前勉強会に参加して、ゲームジャムの概要や参加方法について聞いてください。事前勉強会に参加したい人は、事前勉強会参加申込みページからどうぞ。